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スクラムネット メールマガジン
- Date: Fri, 8 Feb 2019 18:00:01 +0900 (JST)
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メールマガジン スクラムネット No.81
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【配信元】福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
【もくじ】
1..... 発達障害の事例で考えるワンポイント
2..... セミナー・研修会などの案内
3..... その他のお知らせ
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まだまだ寒い日が続きますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
インフルエンザが流行っていますね。
手洗い、うがいをこまめにして、
体調管理には気をつけて下さいね。
それでは、
発達障害の事例で考えるワンポイントです。
【発達障害の事例で考えるワンポイント】
対人援助の基本は
自己理解と他者理解、そして
数々の事例から
実践例を学ぶことだと思います。
以下事例を参考に、
少しでも学びのお役に立てれば、と思います。
Q:23歳男性でADHDと
ASDの診断のある
部下のことで相談です。
採用前からご本人の特性をお聞きして
仕事内容や環境を調整した上で
業務に入ってもらったせいか、
初めのうちはスムーズに勤務できている様子でしたし、
表情もいつも笑顔で悩んでいる様子はありませんでした。
しかし最近急に、体調不良を理由に休む事が増えてきました。
発達障害のある方を雇うのは初めてということもあり、
何が原因なのか分からずに困っています。
A:このご相談の内容だけでは
原因の全てを推測することは難しいですが、
「いつも笑顔で」という部分が気になりますので、
この点について考えられることをお答えしたいと思います。
人は笑顔を浮かべている時、
どんな感情を抱いているでしょうか。
ほとんどの方は「楽しい・嬉しい・悩みがない」
といったものだと想像されると思います。
しかし、発達障害の診断がある方の中には、
どんなに体調が悪かったり悩み事が多くあっても、
それを表情に現すことができない方がいらっしゃいます。
表情を作ろうと思っても
顔の筋肉を上手に動かすことができなかったり、
表情の違いを理解するのが苦手なこと等が原因です。
中には全く無表情な方もいらっしゃいますが、
今回の方のように常に笑顔で固定されてしまっている
方もおられます。
笑顔でいるという事自体は
一般的によい印象を持たれやすいので
悪いことではないのですが、
一方で、体調の悪さや悩み事があることを
周りの方に気づいてもらいにくい
という側面があります。
一度ご本人とゆっくりお話をできる機会を
持っていただいて、
改めて困っていることや
悩み事がないかどうか
投げかけてみていただけないでしょうか。
発達障害のある方の中には話すことが苦手で
自分から相談をすることができない方も多いので、
今後は定期的な相談の時間を設けることも
検討していただけると良いのではないかと思います。
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【セミナー・研修会などのご案内】
それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。
〇ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障害のお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。
日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。
主催:福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
平成30年度
2月13日(水):敦賀(あいあいプラザ)
2月14日(木):大野(結とぴあ)
2月23日(土):小浜(サン・サンホーム)
※小浜はココウタカフェと合同開催。
参加・ご利用時間は10:00〜12:00までのお時間となります。
(大野会場は10:00〜15:00までのお時間予定です。)
※詳しい内容は詳細決まり次第
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
に掲載する予定です。
〇発達協会主催
支援者向け【2019年 発達協会春のセミナーのご案内】
発達障害・知的障害のある子の指導に役立つ
具体的な内容を経験豊富な講師陣よりお話しいたします。
日時:平成31年2月2日〜2月24日 各日10:15〜16:20
場所:東京ファッションタウン(TFT)ビル東館 9階研修室
(東京都江東区有明3-6-11)
講演3:2月16日(土)
E 自己認知への発達支援
−「被害的な考え」「過剰な思い込み」等をする子への対応
講師:松浦直己 氏(三重大学)
石崎朝世 氏(発達協会王子クリニック)
F 「対応の難しい」保護者とその子どもへの支援
−発達障害のある子の家庭を中心に
講師:藤原加奈江 氏(東北文化学園大学)
宮本信也 氏(白百合女子大学)
講演4 2月17日(日)
G 愛着障害と発達障害−求められる支援とは
講師:米澤好史 氏(和歌山大学)
奥山隆 氏(那須子どもの家)
H 不注意な子への理解と支援
−「集中困難・忘れっぽさ・過集中」のメカニズム
講師:長澤正樹 氏(新潟大学)
今村明 氏(長崎大学)
講演5:2月24日(日)
I 吃音や場面緘黙のある子どもの育ちを支える
−「話したくないのに上手く話せない」子への対応
講師:三木江理奈 氏(個別学習エイル)
小林宏明 氏(金沢大学)
高木潤野 氏(長野大学)
J 大人に反抗する子どもをどう理解し、関わるか
−発達障害の二次的な問題、反抗挑戦性障害、愛着障害等、
その背景を知ることから
講師:田中哲 氏(東京都立小児総合医療センター)
植木田潤 氏(宮城教育大学)
定員:各80〜250名(定員になり次第、随時締め切ります)
受講料:各9,050円(税込)
(正社員、賛助会員は各8,220円(税込))
申込み:方法は当協会HPをご覧ください。
HP http://www.hattatsu.or.jp/
お問い合わせ先:
〒115-0044 北区赤羽南2-10-20
TEL:03-3903-3800 FAX:03-3903-3836
E-mail:mail@hattatsu.or.jp
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
〇第12回パラレル講演会
発達が気になる子の基礎感覚を育てる支援
〜不器用、多動のある子どもが楽しんで参加できる遊びと意味〜
主催:敦賀市子ども発達支援センターパラレル
日程:平成31年2月16日(土) 9:30〜16:00
場所:きらめきみなと館 小ホール
講師:木村 順 先生(作業療法士 療育塾ドリームタイム)
定員:150名(先着順)
参加費:1000円(資料代として)
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
〇公開講座「コミュニケーション支援」
+実践報告会2018
主催:自閉症eサービス@ふくい
日時:平成31年3月3日(日) 13:30〜16:30
場所:福井県社会福祉センター 4階第1第2研修室(福井市光陽)
講師:門 眞一郎 先生(児童精神科医)
定員:100名
受講料:パスあり:1500円 パスなし:3000円
申込み:FAXまたは郵送にて申込み
内容:
13:30〜15:00 コミュニケーションの支援
15:10〜15:40 実践報告1(児童期支援の予定)
15:40〜16:10 実践報告2(成人期支援の予定)
16:10〜16:30 講評・まとめ
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
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【その他のお知らせ】
〇「就コミュ」のご案内
就コミュ! は
インターネット上で
職場でのさわやかなコミュニケーションのポイントを
遊びながら学ぶサイトです。
国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」の
助成を受けて
日本設備管理学会 就労支援技術研究会にて
開発されたサイトです。
ゲームの主人公の立場で、
就職活動や職場でのコミュニケーションを疑似体験できます。
どのような話し方が相手に好印象を与えるか、
考えながらチャレンジしてみましょう。
就コミュのサイトは
http://www.syucom.org/ をごらんください。
〇ADHDのお子様を持つ母親へのペアレント・トレーニング
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター
「たくさん褒めて育てたいのに、つい叱ることのほうが多くなってしまう」
「わが子の行動の意味を知りたい、よい関わり方が分からなくて困っている」
「子育てをより楽しむ方法を知りたい!」
そんな子育て中のお母さんをサポートするための【ペアレント・トレーニング】
に参加してみませんか?
対象者:ADHDの症状が顕著にみられる6〜12歳のお子さんを持つお母さん
条件:全13回(週1回・約2時間)のプログラムに全て出席可能な方
親子パスタづくり(計2回)・インタビュー・アンケート
親子MRIのご協力(計3回)
トレーニング内容:
・ADHDとは?原因や症状・治療について学ぼう
・お母さん自身のストレスとの向き合い方のコツを学ぼう
・ADHDのお子さんの行動に対する効果的な対処法を知り、実践してみよう
日程:2019年 4月から(参加者定員10名)
※日程は後日要相談
謝礼:全13回参加 13000円分の商品券
全2回親子パスタ作り・全3回MRI検査協力 別途謝礼あります
※詳しくは
http://www.med.u-fukui.ac.jp/CDRC/download/20180828_RISTEXrecruit.pdfをごらんください。
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発行 福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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