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スクラムネット メールマガジン
- Date: Fri, 16 Aug 2019 18:00:01 +0900 (JST)
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メールマガジン スクラムネット No.87
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【配信元】福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
【もくじ】
1..... 発達障害の事例で考えるワンポイント
2..... セミナー・研修会などの案内
3..... その他のお知らせ
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残暑が身にこたえる毎日ですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
夏の思い出は作れていますか?
福井でもいくつか花火大会がありましたね。
スイカやかき氷はもう食べましたか?
季節のイベントや旬の食べ物を体験することで、
夏を感じますよね。
連日の猛暑日が続いています。
お暑さ対策には十分注意して、
夏を楽しんでくださいね。
それでは、
発達障害の事例で考えるワンポイントです。
【発達障害の事例で考えるワンポイント】
対人援助の基本は
自己理解と他者理解、そして
数々の事例から
実践例を学ぶことだと思います。
以下事例を参考に、
少しでも学びのお役に立てれば、と思います。
Q:会社の事務所の鍵を何回やっても、
確かめずにはいられません。
自宅に戻っても、
気になり会社にまた戻り
確かめてしまうことが続いています。
強迫的になっているのか、
どうしたらよいのか、
また、最近話題になっている
発達障害なのか教えてください。
A:ドアの戸締りや火の元など、
多少の確認ならだれでもするものですが、
確認することが
強迫行為になってしまう人がいます。
実際はきちんとできているのに、
自分がしたことに
「これで済んだ」
という確信が持てないのです。
そのために、
また確認しますが、
それでもまた、疑念が浮かんできて、
不安が募り、
確認を繰り返してしまうという
悪循環に陥ってしまう状況です。
何度も確認を繰り返すと、
自分がさっきしたことの記憶に
自信がもてなくなります。
しっかり見なくてはと思って、
じっと凝視していると、
かえってよく見えない感じになって、
確認ができない人もいます。
多くの場合、
強迫行為を
本当はやりたくないのに
やらざるをえないという違和感や、
過剰だとわかっているのに
やってしまうという不合理感があります。
しかし、
その程度には個人差がり、
違和感や不合理感があまりない人もいます。
このような状態が長く続くと、
気分も晴れず、
自分に自信がなくなり、
否定的な考えに傾きがちになります。
また、
心身が疲れ意欲が減ります。
最近の研究でわかったことは、
強迫症を発症する原因は、
1つではなく、
いくつもの要因が関連している
可能性があるということです。
脳の働き、気質、ストレス、発達障害、
その他の精神の病気など
様々な要因が重なり合って
発症すると考えられています。
社会生活を過ごすのに
支障をきたすようになる前に、
医療機関に相談することをおすすめします。
発達障害の話題は、
メディアでも取り上げられ、
ネットでも様々な情報があります。
しかし、
個別の環境や状況には違いがあります。
はじめての受診は
だれでも緊張するものですが、
精神科や心療内科の医師だけでなく、
心理士や看護師、
行動療法士さんなどが、
話しを聞いてくれ、
一緒に考えてくれると思います。
強迫症の人は、
適切な治療と、
周りの人々(家族)の理解で、
重度だった人でも
寛解することも少なくありません。
医療機関にいく前に、
地域の保健センターに
相談してもよいと思います。
勇気をだして、
相談機関や医療に相談することから
始めてみてください。
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【セミナー・研修会などのご案内】
それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。
〇ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障害のお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。
日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。
主催:福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
令和元年度
9月10日(火):福井(福井市健康管理センター)
9月11日(水):敦賀(あいあいプラザ)
9月19日(木):勝山(すこやか)
参加・ご利用時間は10:00〜12:00までのお時間となります。
※詳しい内容は詳細決まり次第
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
に掲載する予定です。
〇令和元年度福井大学FD・SD研修会(第7回学生支援講演会)
もしも「死にたい」と言われたら
日時:令和元年8月23日(金)13:30〜15:30
会場:福井大学
文京キャンパス アカデミーホール
松岡キャンパス 講義棟2階会議室(TV会議)
敦賀キャンパス(附属国際原子力工学研究所)第3講義室(TV会議)
(松岡及び敦賀キャンパスは文京キャンパスより配信)
講師:松本俊彦 氏
(国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長)
対象:本学教職員,高等教育機関及び学外支援機関関係者
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇第28回松原記念講演会
日時:令和元年8月31日(土)14:00〜16:00
会場:金沢市文化ホール 大ホール
(金沢市高岡町15-1)
講師:友田明美 氏
(福井大学子どものこころの発達研究センター
教授・副センター長)
参加費:無料
お申込方法:
手続き等はなし。どなたでも参加可。
お問い合わせ先:
松原病院(金沢市石引4丁目3番5号)
TEL 076-231-4138 FAX 076-221-8889
E-mail kanamatu@bridge.ocn.ne.jp
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇しゃべりば
子ども発達支援センターフレンズあすわ主催
日時:2019年8月31日(土)14:00〜16:00
場所:子ども発達支援センターフレンズあすわ 2F
テーマ:「身の回りのことを自分でするために」
講師:齊藤友広 氏
(作業療法士:子ども発達支援センターフレンズあすわ)
申し込み:
2019年8月16日(金)まで
子ども発達支援センターフレンズあすわ(高村)
TEL 0776-53-3330 FAX 0776-53-3332
email:friendsasuwa@asuwafukushikai.jp
※年間スケジュールについては、案内をご覧ください。
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇発達障害者支援セミナー
主催:福井県、スクラム福井
日時:2019年9月7日(土)10:00〜12:00(受付9:30〜)
会場:アイアイ鯖江・健康福祉センター 多目的ホール
講師:森本武志 先生
(福井大学子どもこころの発達研究センター 准教授)
定員:120名 (定員になり次第、受付を終了させていただきます)
参加費:500円(資料代として)
※詳しくは
スクラム福井HP 研修会のご案内
をごらんください。
〇小児精神神経学会第122回大会プレセミナー
日時:9月7日(土)14:00〜16:00
場所:福井県国際交流会館多目的ホール
対象:子どもの医療・教育・福祉に携わる専門家や興味のある方
参加費:小児精神神経学会員:無料、一般(非学会員):900円
内容
「教育状況とトラウマ 〜みんなが一生懸命なのに子どもの心が傷つくとき〜」
宮本信也先生(白百合女子大学発達心理学科教授・日本小児精神神経学会理事長)
「教育現場と研究現場の間をつなぐ〜子どもみんなプロジェクトの取り組みにつ
いて〜」
藤岡 徹先生(福井大学学術研究院教育・人文社会系部門准教授)
※子どものこころ専門医及び小児科専門医の更新講習として申請予定
申し込み方法:下記Webフォームにてお申込みください
https://form.os7.biz/f/2d4c3109/
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇2019年度 自閉症eサービス@ふくい
「高機能自閉症の人への支援」 連続講座(全3回)
【内容】
日時:9月8日(日) 13:30〜16:00
テーマ:高機能自閉症の人たちへの支援 〜幼児・学齢期〜
講師:久賀谷洋氏(bon キッズ枚方/千里金蘭大学)
日時:10月6日(日) 13:30〜16:00
テーマ:高機能自閉症の人たちへの支援 〜思春期〜
講師:伊藤伸孝氏(あおい高等学院)
日時:11月10日(日) 13:30〜16:00
テーマ:高機能自閉症の人たちへの支援 〜成人期〜
講師:岩井栄一郎氏(立命館大学)
【会場】
福井県社会福祉センター(福井市光陽2丁目3‐22)
※当日の部屋名につきましては、入り口にいるスタッフに聞くか、
案内板をご確認下さい。
【定員】
50名(先着順)
【受講料】
年間パスあり:全3講座4500円(1講座1500円)
年間パスなし:全3講座9000円(1講座3000円)
【申込み方法】
添付の申込書に必要事項をご記入いただき、
自閉症eサービス@ふくいまでFAX
または郵送でお申込みください。
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇福井県自閉症支援者養成セミナー
主催:社会福祉法人 足羽福祉会
(協力:自閉症eサービス@ふくい)
日時:令和元年10月26日(土)から27日(日)
※日程については別紙参照ください
会場:足羽福祉会 法人本部 研修センター
(福井市栂野町20-7)
定員:18名(定員を超えた場合は1事業所につき1名程度)
対象:福井県在住またはお勤めの方で自閉症児者への支援に携わっている方
参加費:15,000円(資料代含む)
申込み:別紙申込書に必要事項を記入(受講動機も添えて)の上、
郵送またはFAX
お問い合わせ先:子ども発達支援センター フレンズあすわ
(0776‐53‐3330 担当:渡辺)
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇第122回 日本小児精神神経学会 https://www.jsppn122.jp
マルトリートメント・神経発達症と子育て支援
〜臨床と研究のかけはし〜
事務局:福井大学子どものこころの発達研究センター
会期:2019年11月2日(土)〜11月3日(日)
会場:福井県県民ホール(アオッサ8F)
講演者:マーチン・H・タイチャー氏
(ハーバード大学医学部精神医学教室)
友田明美氏(福井大学子どものこころの発達研究センター)
杉山登志郎氏(福井大学子どものこころの発達研究センター)
※詳しくは案内をご覧下さい。
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
〇2019年度自閉症eサービス@ふくい
自閉症支援「ステップアップ」講座
【内容】
日時:12月8日(日) 10:00〜12:30
テーマ:問題行動の理解と氷山モデル
日時:12月8日(日) 13:30〜16:00
テーマ:事例検討1 支援のプロセス
日時:1月19日(日) 10:00〜12:30
テーマ:事例検討2 支援の実施
日時:1月19日(日) 13:30〜16:00
テーマ:事例検討3 生活を支える
【講師】
前野篤史 氏 障がい者サポートセンター スマイルフレンズ
(自閉症eサービス@京都・滋賀)
内田彰夫 氏 ぽると(自閉症eサービス@ふくい)
【会場】
福井県社会福祉センター(福井市光陽2丁目3-22)
4階 第1・2研修室
【定員】
50名(先着順)
【受講料】
年間パスあり:無料
年間パスなし:全4講座12000円(1講座3000円)
【申込み方法】
添付の申込書に必要事項をご記入いただき、
自閉症eサービス@ふくい事務局までFAX
または郵送でお申込みください。
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。
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【その他のお知らせ】
〇ADHDのお子様を持つ母親へのペアレント・トレーニング
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター
「たくさん褒めて育てたいのに、つい叱ることのほうが多くなってしまう」
「わが子の行動の意味を知りたい、よい関わり方が分からなくて困っている」
「子育てをより楽しむ方法を知りたい!」
そんな子育て中のお母さんをサポートするための【ペアレント・トレーニング】
に参加してみませんか?
対象者:ADHDの症状が顕著にみられる6〜12歳(小学生)のお子さんを持つお母さん
条件:全13回(週1回・約2時間)のプログラムに全て出席可能な方
親子パスタづくり(計2回)・インタビュー・アンケート
トレーニング内容:
・ADHDとは?原因や症状・治療について学ぼう
・お母さん自身のストレスとの向き合い方のコツを学ぼう
・ADHDのお子さんの行動に対する効果的な対処法を知り、実践してみよう
日程:2019年 9月から(参加者随時募集)
※日程は後日要相談
研究協力費:全13回参加 全2回親子パスタ作り 17000円分の商品券
※詳しくは
http://www.med.u-fukui.ac.jp/CDRC/download/20180828_RISTEXrecruit.pdfをごらんください。
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発行 福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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