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スクラムネット メールマガジン
- Date: Fri, 27 Jun 2025 18:00:00 +0900 (JST)
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メールマガジン スクラムネット No.155
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【配信元】福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井
【もくじ】
1..... ペアレントメンターさんの手記
2..... セミナー・研修会などのご案内
3..... その他のお知らせ
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みなさまこんにちは!
今年も早いもので半分が過ぎようとしています。
蒸し暑い日々が続いていますが、
元気に夏本番を迎えたいですね。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、
お身体ご自愛ください。
【ペアレントメンターさんの手記】
皆さんは、お子さんの障がいを
周囲の人たちに伝えることはありますか?
もちろん、相手との関係性によっては伝えない選択もあるでしょう。
正直、伝えるのはちょっと勇気がいりますよね。
マイナスなイメージを持たれるかもしれない、というような不安は
多くの方が感じたことがあるのではないでしょうか。
また、どのように伝えるかという点も悩ましい問題です。
そこで今回は、私が考える伝え方のポイントをご紹介いたします。
1.伝えるタイミングを自分の中で決めておく
心の準備ができているので、
その状況に急に直面した時も冷静に伝えやすくなります。
突然の状況で冷静に伝えることは意外と難しいものです。
私の場合は「嘘をつかないと説明ができない時」
もしくは「子どもとの関わりが多くなる相手に対して」
あらかじめ伝えておくことが多いです。
例えば、支援学級のため別教室にいる事を知らず
「学校公開で息子さんいなかったけど風邪でもひいた?」
と聞かれた時です。
また、子ども会や少人数のクラスメイトのように
関わりが多くなる相手に対しては、
あえて事前に伝えておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
2.子どもの特性を具体的にいくつか伝える
「うちの子、発達障がいがあるの」とだけ言われると、
相手の方も「どんな子?うちの子はうまく関われる?」
のように心配されがちです。
「大きな音が苦手でパニックになりやすいから
お子さんをビックリさせちゃうかも」
「集団行動が苦手だから困らせちゃうことがあるかも」
のように付け加えると理解してもらいやすくなります。
3.子どもの行動を改善する気持ちがあることを伝える
せっかく勇気を出して伝えたのに
「障がいがあるから問題行動は許してね」
という意味に取られてしまってはもったいないです。
そこで、伝える際に
「もし何かあったら、障がいがあるからと飲み込まず
遠慮なく教えてほしい。改善できる方法を考えたいから。」
のような一言を付け加えると誤解されにくいです。
上記とは視点が変わりますが、
学校(園)の行事やお仕事などで
他の保護者や先生方とのコミュニケーションを増やすことも、
良いアフターフォローになります。
保護者の印象が良くなることは、
結果的にお子さんへの受容につながりやすくなるからです。
もし負担にならないようであれば、ぜひおすすめします。
毎日頑張っていらっしゃる皆さま。
お子さんの事だけでなく、どうぞご自身の事にも目を向け、
褒めてあげてくださいね。
この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。
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【セミナー・研修会などのご案内】
今後開催予定のセミナー・研修会の情報について
お知らせいたします。
〇令和7年度「よりそい」親の会
〜不登校・ひきこもりのご家族向け〜
主催:福井市福祉健康部福祉政策課 福祉総合相談室よりそい
テーマ:「CRAFT:ポジティブなコミュニケーションスキルの獲得」
日時:2025年7月17日(木)14:00〜16:00
場所:福井県社会福祉センター4階 第1技能習得室(和室)
対象:福井市にお住まいのご家族および支援者
参加費:無料
よりそいHP
https://www.city.fukui.lg.jp/fukusi/tifukusi/seikatu/p024798.html
〇働き続けるために、今大切なスキルとは
主催:こども発達支援センターのびろ
講師:社会福祉法人 慶長会 夢つづきの家 朝倉沙貴 氏
障害者就業・生活支援センター 分野得郎 氏
日時:2025年7月19日(土)13:30〜15:00
対象:中高生の保護者、教育・福祉関係者
参加費:無料
定員:20名
詳細・申込は、スクラム福井ホームページをご覧ください。
https://kjinkai.jp/facility/scrum-fukui/
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【その他のお知らせ】
〇2025年度 自閉症e-サービス@ふくいより 研修会について
自閉症e-サービス@ふくいから2025年度の研修会につきまして、
スクラム福井のHP(下記URL)に掲載されておりますので、
ご覧ください。
https://kjinkai.jp/facility/scrum-fukui/
○不登校、ひきこもりに関する情報
その他、不登校、ひきこもりに関する情報は、
以下のリンク先から
直接閲覧ができます。
福井県 ひきこもり・不登校支援 情報サイト
(福井県HP)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/soudansyo/hikikomori/hikikomorijyouhousite.html
〇「かおテレビ研究(視線計測研究)」への参加のお願い
主催:福井大学教育学部
かおテレビは、
人の顔や模様などの映像(2分間)
のどこをみているかを測定することで、
社会性を客観的に測定するモニターです。
この研究で、
「社会性の発達」に関連する事柄を明らかにできると考えています。
詳しくはスクラム福井ホームページをご覧ください。
https://kjinkai.jp/facility/scrum-fukui/
〇「養育者の脳研究」へのご参加のお願い
主催:福井大学子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門
〜子育てがつらいと感じていらっしゃる養育者の皆様へ〜
本当は叩きたくないのに、子どもを叩いてしまう、
つい子どもに暴言を吐いてしまう、
このような経験をされている方は決して少なくありません。
暴力や暴言を望んでいるわけではないのに、
ついそうしてしまい、自分を責め、
苦しんでいる養育者の方も多くいらっしゃいます。
もしかすると、それは養育者ご自身が、
幼い頃にご両親から受けた心の傷の影響かもしれません。
私たちは、養育者の「脳」や「体」の仕組みに注目し、
つらい子育てを少しでも楽にできるようにと、
研究を進めています。
子育てがつらいと思っておられる養育者の方々に
ご協力頂けましたら、大変有難く存じます。
ご協力いただいた方には、謝金がございます。
詳しくは、子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門
担当:倉田 fukuichibikko@gmail.comまで
ご連絡いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇発達障害情報・支援センターについて
※発達障害情報・支援センターでは、
発達障がい等のある方や、そのご家族向けの
情報を掲載しておりますので、ご覧ください。
発達障害情報・支援センター HP
http://www.rehab.go.jp/ddis/
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発行 福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ scrum@kjinkai.jp
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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