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平成22年9月月例労働経済報告

 
概要 (概要)
全国の、一般経済(輸出、企業収益、設備投資、業況判断、雇用情勢、個人消費等)および、労働経済(完全失業率、新規求人数、有効求人倍率、雇用者数等)を調査。

(1)一般経済の概況
 景気は、このところ足踏み状態となっている。また、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にある。

・輸出は、このところ弱含んでいる。生産は、弱含んでいる。
・企業収益は、改善している。設備投資は、持ち直している。
・企業の業況判断は、改善している。ただし、先行きについては慎重な見方が広がっている。
・雇用情勢は、依然として厳しいものの、このところ持ち直しの動きがみられる。
・個人消費は、持ち直している。
・物価の動向を総合してみると、緩やかなデフレ状況にある。

  先行きについては、当面は弱めの動きも見込まれるものの、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待される。一方、海外景気の下振れ懸念や為替レート・株価の変動などにより、景気がさらに下押しされるリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。

(2)労働経済の概況
 労働経済面をみると、雇用情勢は、依然として厳しいものの、このところ持ち直しの動きがみられる。

・完全失業率は、平成22年8月は前月比0.1%ポイント低下し、5.1%となり、高水準で推移している。
・15~24歳層の完全失業率は、前月比0.8%ポイント低下し、8.3%となった。
・新規求人数、有効求人倍率は持ち直している。
・雇用者数はおおむね横ばいで推移している。
・製造業の残業時間は横ばい圏内となっている。
・定期給与、現金給与総額は持ち直しの動きがみられる。

【発行年月】平成22年10月26日
 
発行年度 2010年度
 
発行周期 定期
 
種別 統計
 
テーマ 経済・景気
労務・人事・賃金
 
問い合わせ先 厚生労働省
政策統括官付 労働政策担当参事官室 分析第二係
TEL:03-5253-1111 内線7732
E-mail:
 
詳細ページ http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roukei/2010/10/index.html
 
情報提供機関 福井県産業情報ネットワーク