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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信
- Date: Tue, 1 Sep 2009 10:00:00 +0900 (JST)
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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信 vol.9 2009/9/1
発行元: 株式会社ダイエイエコテック
( HPアドレス:http://www.daieiecotech.co.jp/ )
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皆さん、おはようございます。
海にも行けないうちに、とうとう秋の気配がしてきた今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか?
さて、最近多く出回っているのが「○○カツ」という言葉。
いくつ思い浮かびますか?
婚カツ、就カツ、転カツ、離カツ、
朝カツ、エコカツ、そして
農カツ、なんてのもあります。
注目、関心が高まっているトピックに“カツ(活、活動)”を付けて、
さらなるムーブメントにし、ビジネスチャンスにつなげる狙いも大きいのでしょうね。
ちなみに「朝カツ」は、朝の出勤前の時間を
読書、勉強、習い事、さらには異業種交流などに有効利用するというもの。
これからますます朝の気候がひんやりして頭も冴えそうな季節になってきます。
明日からでも始められ、効果も見込めそうです。
この○○カツですが、参加の仕方、ゴールの目指し方は自由形、というものがほとんど。
皆さんなりの「朝カツ」を実践してみてはいかがでしょうか。
○○カツ〜って言われる前からやってるよ、という方にアドバイスをもらえば、
新しい交流も始まりそうです。
では今月もどうぞ最後までお読み下さい。
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:5/7〕
−「マーケティング」 市場ポジショニング
2.もっと知りたい!特集記事〔連載記事:3/4〕
『緑の経済と社会の変革』よりピックアップ
〜 テーマ? <リサイクルシステム・技術の高度化>について
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:5/7〕
−「マーケティング」 市場ポジショニング
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今回は「市場ポジショニング」です。
自社の立ち位置、スタンスを決めるということですが、
前回の「市場の細分化、標的市場の設定」では
細分化された顧客層から自社の得意とする(強みが生かせる)
顧客層(フィールド)を選び出しています。
しかし、通常、そのフィールドには、
同じ顧客層をねらって自社以外の企業や店舗が鎬(しのぎ)を削っているものです。
いわゆる同業者や競合と言われる存在ですね。
このような同業者や競合に対して、
自社の立ち位置やスタンスを決めていくプロセスが
「市場ポジショニング」です。
例えば、ラーメン屋であれば、
サラリーマンや家族など、
ターゲットとするフィールド(顧客層)があります。
いずれのフィールドでも競合がひしめいていますが、
この状況下で競合と同じことをやったとしても、
お客様が来店してくれるかどうかは運次第です。
自店の優位性や劣位性を評価した上で、
劣っている点は可能な限り克服し、
優れている点でも、場合によっては強化しなければなりません。
繁盛しているお店というのはこの辺がシッカリしています。
自社の立ち位置やスタンスを決めるというのは
効率よく競合に競り勝ち、
顧客数を大きく増やすのに不可欠なプロセスで、
実は非常に大切なことなのです。
「皆さんの会社やお店では
同業者に比べて、どこが勝っており、どこが劣っていますか。」
この問いに答えられないようでは、
皆さんの会社や店舗の存在や特徴がお客様に気付かれていないかもしれません。
自分だけが勝手にそう思っている(思い込み)というのも問題アリです。
大切なプロセスですから、
ジックリ時間を掛けてやりたいですね。
さて次回はマーケティングの第6段、
「マーケティングミックスの開発・実行」です。
そろそろ大詰めですよ。
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2.もっと知りたい!特集記事〔連載記事:3/4〕
『緑の経済と社会の変革』よりピックアップ
〜 テーマ? <リサイクルシステム・技術の高度化>について
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今年4月に斉藤環境相が提言した『緑の経済と社会の変革』の中から
今回取り上げるテーマは廃棄物、リサイクルに関連した政策です。
関連する内容を、以下に書き出してみます。
○資源循環の活性化策の一つとして、エコタウン等における事業者間の連携支援
○レアメタル確保促進の為の、廃小型家電等からの適正かつ効果的なリサイクルシステム構築
○廃プラスチックを焼却処理からリサイクルへ転換
○現行リサイクル制度が求める取り組み水準を上回る高度リサイクルを支援
○排出事業者が優良な処理業者を選択できる条件整備のさらなる推進
○廃棄物の収集運搬時を含めたエネルギー起源CO2削減のため、
処理施設の高効率化、低公害車導入等を進める
この提言では詳細な具体策までは触れられていない為、
この中から「レアメタル」に関する最新動向や周辺情報を調べてみました。
最近では聞き慣れた単語ですが、
知っているようで知らないこともあるかもしれません。
最新動向としては、今年7月に経済産業省から
『レアメタル確保戦略』が打ち出されています。
*原文はこちらから http://www.meti.go.jp/press/20090728004/20090728004.html
戦略策定の主旨は、
◆自動車、IT製品、小型電子機器等に不可欠な素材であるレアメタルの安定供給は製造業の維持・強化の観点から極めて重要。レアメタルを取り巻く環境は不安定な要素が多く、確保だけでなく、リサイクルを含めた戦略が求められる。
◆レアメタルの安定供給確保を迅速、効果的に行っていくためには優先度に応じた集中的・戦略的な取り組みが重要。
◆『海外資源確保』、『リサイクル』(携帯電話、デジカメ、超硬工具等が主な対象)、『代替材料開発』(川上・川下産業の連携、異業種分野の連携強化によって)、 『備蓄』 の4つを確保に向けた柱として推進。
◆その他、人材育成に重点。
(詳細は原文をご覧下さい)
さてこのレアメタルに関する豆知識ですが、
資源的に希少である金属の他に、
資源的には豊富でも製造時に多大なエネルギーが必要とされるなど、
製造が困難といったものも含まれます。
後者の代表的なものがチタン。
実は地球を構成する地殻の成分として9番目に多いにもかかわらず、
かなり高温でなければ精錬されないため、エネルギーと労力、
つまり費用がかかり効果な金属となってしまうとのことです。
わりと身近な素材もレアメタルと呼ばれるものだったんですね。
資源確保に関しては、国家間での交渉や連携という面での施策にかかってくるものですが、
効率的な製造技術、効率よく回収するリサイクル技術については
中小企業においても、知恵、技術を発揮する場となりえるかもしれません。
さらに回収についても今後、スキームやシステムの検討が必要なものであり、
ビジネスチャンスにできる可能性は十分にあるのではないでしょうか。
世界的な景気の落ち込みによってこれまでにない打撃を体感しているという
企業も多いかもしれません。
しかしそんな中でも攻め、前に進んでいく企業もあります。
万能の戦略や戦術はおそらくどこにもありませんが、
自社なりの戦略や戦術を探していきたいですね。
「経営をもっと楽しく」
株式会社ダイエイエコテック
福井県越前市白崎町73-1-3
TEL. 0778-24-4624 FAX. 0778-24-4626
HP address:http://www.daieiecotech.co.jp/
コンサルタント/佐竹悟のブログ『再出発!経営コンサルタントの奮闘記』
(address:http://ameblo.jp/strength-of-its-numbers/)
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