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スクラムネット メールマガジン
- Date: Fri, 14 Dec 2018 18:00:01 +0900 (JST)
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メールマガジン スクラムネット No.79
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【配信元】福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
【もくじ】
1..... 発達障害の事例で考えるワンポイント
2..... セミナー・研修会などの案内
3..... その他のお知らせ
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いよいよ、年末になりましたね。
平成最後の年末だと思うと、
感慨深い気持ちになりますね。
今年も残すところわずかとなりましたが、
皆様方におかれましては、
つつがなく新年を迎えられますよう
お気をつけてお過ごしください。
また来年もよろしくお願いいたします。
それでは、
発達障害の事例で考えるワンポイントです。
【発達障害の事例で考えるワンポイント】
対人援助の基本は
自己理解と他者理解、そして
数々の事例から
実践例を学ぶことだと思います。
以下事例を参考に、
少しでも学びのお役に立てれば、と思います。
Q:今年は、例年にない多くの台風がきて、
何度も災害の避難勧告や警報が出ました。
自分の住む地域は問題ないと過信する時代は
過ぎたかのようにも感じました。
我が家には、
知的な遅れを伴う自閉症スペクトラムの
診断を受けた中学生の娘がいます。
災害時地域の方々と一緒に避難場所で過ごせるのか、
何を準備しておけばいいのかと
考えると不安になります。
何か、今のうちから準備できることなどが
あったら教えていただけませんか?
A:災害は、いつ、どこで、どんな形で
私たちを巻き込むかわかりません。
障害のあるなしにかかわらず、
生命を維持することに対しての対応策を
それぞれが見通しを立てて
考えられたらいいですね。
1.防災マップを確認する
各市町には、防災を担当する課があります。
(※担当は市町によって様々です。)
分からないときは市町の代表番号に問い合わせると、
教えて下さると思います。
防災課から、
それぞれの市町の防災マップのようなものが
作成されています。
お住まいの地区の基本的な避難場所や
災害の種類に応じたハザードマップのようなものが
作成・配布されていると思うので、
たまにはご家族で、
いざという時の「我が家の避難場所」など
の確認をしてはいかがでしょうか。
必ず家族がそろっているときに
災害が来るとは限りません。
離れていた時ほど、
そんな時は「〇〇公園の△△あたりに集合だよ」など、
普段から聞きなじみになっていると良いですね。
2.「避難行動要支援者名簿」に登録する
各市町には、「避難行動要支援者名簿」
というものがあります。
事前に登録することにより、
避難誘導の優先順位や支援要員の配置など
人命救助の円滑化を図ることができます。
※ただし、発達障害の方を対象とし
登録できるかどうかは市町により
異なりますので、
事前に各市町にお問い合わせの上、ご確認ください。
3.「ヘルプカード」を活用する
福井県でも「ヘルプカード」というものがあり、
障害の診断を受けておられる方はもちろん、
妊娠中の方や、
難病や小児慢性疾患の方など援助が必要な方に、
申請により作成が出来ます。
そこには配慮してほしい点なども
書けるようになっています。
すでにヘルプカードをお持ちの方の中には、
いつもバックにつけているという方もいます。
ヘルプカードの申請については、
以下をごらん下さい。
・福井県障害福祉課
(福井市大手3丁目17番1号県庁舎2階)
・(一社)福井県身体障害者福祉連合会
(福井県福井市光陽2丁目3−22)
・(特非)福井県手をつなぐ育成会
(福井市光陽2丁目3−22社会福祉センター4階)
・福井県難病支援センター
(福井市四ツ井2丁目8−1福井県立病院本棟3階)
・福井県健康福祉センター
(福井・坂井・奥越・丹南(鯖江・武生)・二州・若狭)
・こども療育センター(福井市四ツ井2丁目8−1)
・福井県総合相談所(福井市光陽2丁目3−36)
※上記の配布機関窓口で
「ヘルプカード交付希望申出書」を記入いただき、
即日配布いたします。
4.避難場所の見学、準備した方がよいもの
避難場所の確認や荷物も慌てないように
少しずつ準備することをお勧めします。
避難場所は一気に人が来る場合もあるため、
事前に見学などをさせていただき、
場所によっては、
個室対応が出来る場合もあります。
いろんな場面を想定しながら
準備のチェックシートを作っておくといいです。
また、お子さんにとって環境が変わる
という不安もあるので、
気持ちを落ち着けるための
お気に入りのものなども必ず持ち物に入れて下さい。
自ら準備しておくものの例
・薬や処方箋(特に飲み忘れの許されない薬は多めに用意)
・非常食やふりかけなど
・避難生活で空いた時間を過ごすためのもの
(本・ゲーム・電池・お絵かき道具など)
・笛(声が出ない時などのSOS)
・非常時に備えた紙パンツ
(トイレがつかえないこともある、
本人は使い慣れていないとはかない可能性も高いが、
避難場所で失禁しないためにも用意があると良い)
※「災害時の発達障害児・者支援エッセンス」より
5.支援者と打ち合わせをする
相談しているなど、
支援者がおられる方は、
支援者とも打ち合わせをしていくことをお勧めしますし、
支援者がいない方には、
各市町の福祉課にお問い合わせいただければ
サービスを利用していない場合も
支援機関を紹介戴けます。
6.その他
発達障害情報・支援センターのHP、
「災害時の発達障害児・者支援について」
を検索していただくと、
さまざまな資料がありますので、
日頃から参考にして準備されることをお勧めします。
※社団法人 自閉症協会からも、
自閉症の人たちのための防災ハンドマップが
HPからダウンロードできます。
「福井障害者防災ハンドブック」で
検索していただくと、
市町で作成されたものも出てきます。
参考になさってはいかがでしょうか。
長くなりましたが、
一つでも参考になるものがありましたら、
嬉しいです。
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【セミナー・研修会などのご案内】
それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。
〇ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障害のお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。
日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。
主催:福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
平成30年度
2月1日(金):福井(福井市保健センター)
2月13日(水):敦賀(あいあいプラザ)
2月14日(木):大野(結とぴあ)
2月 日( ):小浜( )※未定
参加・ご利用時間は10:00〜12:00までのお時間となります。
(大野会場は10:00〜15:00までのお時間予定です。)
※詳しい内容は詳細決まり次第
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
に掲載する予定です。
〇自閉症eサービス@ふくい主催 基礎講座
【内容】
日時:12月16日(日) 10:00〜12:30
テーマ:構造化のアイデア
講師:山口舞氏(野坂の郷・自閉症eサービス@ふくい)
会場:社会福祉センター 2階 身障第2研修室
日時:12月16日(日) 13:30〜16:00
テーマ:コミュニケーション
講師:内田彰夫氏(合同会社ぽると・自閉症eサービス@ふくい)
会場:社会福祉センター 2階 身障第2研修室
【定員】
50名(先着順)
【受講料】
年間パスあり:無料
年間パスなし:3,000円/回
【申込み方法】
添付の申込書に必要事項をご記入いただき、
自閉症eサービス@ふくいまでFAX
または郵送でお申込みください。
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
〇不登校は不幸じゃない in福井
発達障害・知的障害のある子の指導に役立つ
具体的な内容を経験豊富な講師陣よりお話しいたします。
主催:不登校ベースキャンプ
対象:学校が辛いお子さんやその保護者。
および、過去に不登校の経験がある人。
日時:12月16日(日)13時00分〜16時00分
場所:さばえNPOセンター 大会議室
参加費:無料
申込:必要(定員70名)
詳細は以下アドレスからホームページ参照してください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/futoukoufukui
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
〇福井市 障がい者就労支援事業所 合同説明会
主催:福井市障がい者自立支援協議会 就労支援部会
日時:平成30年12月25日(火) 13:00〜16:00
場所:福井大学教育学部 附属特別支援学校
対象者:どなたでもOK
参加費:無料
申込み:不要
問い合わせ先:
福井市障がい者基幹相談支援センター
TEL:0776-27-2828
FAX:0776-27-2829
メール:kikan-fukui@asuwafukushikai.jp
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
〇発達協会主催
支援者向け【2019年 発達協会春のセミナーのご案内】
発達障害・知的障害のある子の指導に役立つ
具体的な内容を経験豊富な講師陣よりお話しいたします。
日時:平成31年2月2日〜2月24日 各日10:15〜16:20
場所:東京ファッションタウン(TFT)ビル東館 9階研修室
(東京都江東区有明3-6-11)
講演1:2月2日(土)
A 応用行動分析から学ぶ療育の基礎
−コミュニケーションと行動面の課題を中心
講師:山本淳一 氏(慶応義塾大学)
B あそびを通した発達支援−ソーシャル・スキルと感覚を中心に
講師:立山晴美 氏(大阪府立大学大学院総合リハビリテーション学研究科)
大畑豊 氏(子どもの心と発達の相談ルームここケット)
講演2:2月3日(日)
C ワーキングメモリに配慮した学習指導−
算数と読み書きを中心に
講師:湯澤正通 氏(広島大学)
D 心理検査を用いた評価法と指導・支援の活かし方
−WISC-?を中心に
講師:安住ゆう子 氏(LD発達相談センターかながわ)
講演3:2月16日(土)
E 自己認知への発達支援
−「被害的な考え」「過剰な思い込み」等をする子への対応
講師:松村直己 氏(三重大学)
石崎朝世 氏(発達協会王子クリニック)
F 「対応の難しい」保護者とその子どもへの支援
−発達障害のある子の家庭を中心に
講師:藤原加奈江 氏(東北文化学園大学)
宮本信也 氏(白百合女子大学)
講演4 2月17日(日)
G 愛着障害と発達障害−求められる支援とは
講師:米澤好史 氏(和歌山大学)
奥山隆 氏(那須子どもの家)
H 不注意な子への理解と支援
−「集中困難・忘れっぽさ・過集中」のメカニズム
講師:長澤正樹 氏(新潟大学)
今村明 氏(長崎大学)
講演5:2月24日(日)
I 吃音や場面緘黙のある子どもの育ちを支える
−「話したくないのに上手く話せない」子への対応
講師:三木江理奈 氏(個別学習エイル)
小林宏明 氏(金沢大学)
高木潤野 氏(長野大学)
J 大人に反抗する子どもをどう理解し、関わるか
−発達障害の二次的な問題、反抗挑戦性障害、愛着障害等、
その背景を知ることから
講師:田中哲 氏(東京都立小児総合医療センター)
植木田潤 氏(宮城教育大学)
定員:各80〜250名(定員になり次第、随時締め切ります)
受講料:各9,050円(税込)
(正社員、賛助会員は各8,220円(税込))
申込み:方法は当協会HPをご覧ください。
HP http://www.hattatsu.or.jp/
お問い合わせ先:
〒115-0044 北区赤羽南2-10-20
TEL:03-3903-3800 FAX:03-3903-3836
E-mail:mail@hattatsu.or.jp
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
〇公開講座「コミュニケーション支援」
+実践報告会2018
主催:自閉症eサービス@ふくい
日時:平成31年3月3日(日) 13:30〜16:30
場所:福井県社会福祉センター 4階第1第2研修室(福井市光陽)
講師:門 眞一郎 先生(児童精神科医)
定員:100名
受講料:パスあり:1500円 パスなし:3000円
申込み:FAXまたは郵送にて申込み
内容:
13:30〜15:00 コミュニケーションの支援
15:10〜15:40 実践報告1(児童期支援の予定)
15:40〜16:10 実践報告2(成人期支援の予定)
16:10〜16:30 講評・まとめ
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
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【その他のお知らせ】
〇「就コミュ」のご案内
就コミュ! は
インターネット上で
職場でのさわやかなコミュニケーションのポイントを
遊びながら学ぶサイトです。
国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」の
助成を受けて
日本設備管理学会 就労支援技術研究会にて
開発されたサイトです。
ゲームの主人公の立場で、
就職活動や職場でのコミュニケーションを疑似体験できます。
どのような話し方が相手に好印象を与えるか、
考えながらチャレンジしてみましょう。
就コミュのサイトは
http://www.syucom.org/ をごらんください。
〇ADHDのお子様を持つ母親へのペアレント・トレーニング
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター
「たくさん褒めて育てたいのに、つい叱ることのほうが多くなってしまう」
「わが子の行動の意味を知りたい、よい関わり方が分からなくて困っている」
「子育てをより楽しむ方法を知りたい!」
そんな子育て中のお母さんをサポートするための【ペアレント・トレーニング】
に参加してみませんか?
対象者:ADHDの症状が顕著にみられる6〜12歳のお子さんを持つお母さん
条件:全13回(週1回・約2時間)のプログラムに全て出席可能な方
親子パスタづくり(計2回)・インタビュー・アンケート
親子MRIのご協力(計3回)
トレーニング内容:
・ADHDとは?原因や症状・治療について学ぼう
・お母さん自身のストレスとの向き合い方のコツを学ぼう
・ADHDのお子さんの行動に対する効果的な対処法を知り、実践してみよう
日程:2018年 秋頃から(参加者が集まり次第、随時開催)
※日程は後日要相談
謝礼:全13回参加 13000円分の商品券
全2回親子パスタ作り・全3回MRI検査協力 別途謝礼あります
※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修のご案内
をごらんください。
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発行 福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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