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スクラムネット メールマガジン

  • Date: Fri, 31 Jul 2020 18:00:01 +0900 (JST)

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メールマガジン スクラムネット No.98  
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【配信元】福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井 



【もくじ】

1..... 発達障がいの事例で考えるワンポイント

2..... セミナー・研修会などの案内

3..... その他のお知らせ



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆

蒸し蒸しとした暑さが続きますが、
みなさま、お変わりありませんか。

せっかくの夏休みも、
今年は新型コロナウイルスの影響で、
イベントの中止など、
さま変わりが目立ちますね。

そんな中でも、
家の中でできること、
楽しみなどを見つけていきたいですね。

夏のマスク着用は息苦しいので、
こまめに水分を取り、
熱中症対策を忘れずに行ってくださいね。


それでは、
発達障がいの事例で考えるワンポイントです。



【発達障がいの事例で考えるワンポイント】

対人援助の基本は
自己理解と他者理解、そして
数々の事例から
実践を学ぶことだと思います。

以下事例を参考に、
少しでも学びのお役に立てれば、と思います。

※今月も新型コロナウイルスに
関連した事例とさせて頂きます。


Q:普通高校の1年生の担任です。

学校の欠席が増えてきた
生徒のことで相談です。

幼少期に健診で指摘をされて受診し
ASDの診断があります。

小中学時代は学力には問題なく、
主に人間関係で困ったり悩むことが多く、
いじめに遭うなどして
不登校だった時期があります。

本校入学後、
初めはスムーズに
過ごしているように見えましたが、
最近夜中までゲームをしているせいか
朝起きられず
学校を休むことが出てきました。

学校に来ると
普通に過ごしていて
クラスメイトとも
上手くやっているようにみえますが、
だんだんと欠席する日が増えてきています。

学校に来ている姿を見ていると
発達障がいがある様には見えないので、
どのようにサポートをすればよいのか
悩んでいます。

ゲームさえやめれば
元に戻るのでは思うのですが、
いくら言ってもやめられないようです。


A:ASD(自閉スペクトラム症)の診断や
特性のある方は、
相手の気持ちを想像したり
場の空気を察した上での
適切な振る舞いが
自然にできないことがありますが、
中学生から高校生くらいになってくると
ご本人が
「周りの人たちとは違う自分」
に気がつき、
悩みを深めている場合があります。

自分が自然にした言動が
周りの人たちから否定され
非難の的となったり、
いじめのきっかけになってしまえば、
誰であっても深く傷つきます。

まして、
悪気なく
時には良かれと思って取った行動が
全面的に否定され、
どうすれば良かったのかを
誰も教えてくれない状況は、
ご本人にとってかなりのストレスとなります。

結果、
ご本人は自分が悪いと思い込み、
「なぜ人と違うのか、
普通になりたい」
と切望しますが、
自分の素の感覚を
信じることができないため、
学校にいる間は
常に不安の中に身を置き、
何が正解なのかを
クラスメイトの反応から
読み取ろうと懸命になります。

気持ちはいつも張りつめ、
集団の中にいるだけで
疲労困憊します。

「普通にみせるため」に、
多くのエネルギーを
使ってしまうのです。

一方、
そういったご本人の努力の結果
「一見、普通に見えてしまう」ため、
発達障がいの特徴が見え難くなり、
周りの人たちが
ご本人の悩みや辛い思いに
気づきにくくなってしまいます。

「適応できているから」
と支援をせず、
周りのクラスメイトと
同じように対応したり
課題を与えていると、
既に疲労困憊しているご本人には
過大な負担となってしまうのです。

ご質問の生徒さんが
こういった状況にあるかどうかは
断定できませんが、
その可能性も視野に、
まずは生徒さんや親御さんのお話を
聞いていただきたいと思います。

中には、
普通に見せるための努力が
日常化していたり、
「周りの人も皆同じように努力しているのだ」
とさえ思っていて
ご本人が気づけていない場合も
ありますので、
じっくり聞いてあげてください。

一番身近な担任の先生が
寄り添って理解を示していただき
一緒に考えて下さる経験は、
生徒さんがこれから社会に出ていくにあたって
「困ったら誰かに相談する力」
を育むことにもつながるはずです。



【その他、新型コロナウイルスに関する情報】
※その他、
発達障害情報・支援センターにも、
発達障がい等のある方や、
そのご家族に向けの
予防・拡大防止のために作成された
チラシがありますので、
ご参考ください。

発達障害情報・支援センター HP
http://www.rehab.go.jp/ddis/



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆



【セミナー・研修会などのご案内】

それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。



○ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障がいのお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。

日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。


主催:福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井

令和2年度
9月15日(火):福井(福井市健康管理センター)
9月16日(水):敦賀(あいあいプラザ)
9月17日(木):大野(結とぴあ)
9月18日(金):南条(南条保健センター)

※小浜ちちはは:開催日を検討中。
決まり次第、HP、メルマガで
お知らせさせていただきます。

参加・ご利用時間は10:00〜12:00までのお時間となります。
(南越前会場のみ09:30〜11:30までのお時間予定です。)

※その他、
詳しい内容は詳細が決まり次第
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
に掲載する予定です。



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆



【その他のお知らせ】

○不登校、ひきこもりに関する情報
その他、不登校、ひきこもりに関する情報は、
スクラム福井のHPにある、
ひきこもり支援についての
ページより閲覧ができます。

また、
以下のリンク先からも
直接閲覧ができます。

福井県 ひきこもり・不登校支援 情報サイト
(福井県HP)
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shougai/hikikomorishien/hikikomorishien.html



○福井医療大学からのお知らせ
(学生さんからのメッセージ)
私たちは、
福井医療大学の3年生で
言語聴覚士になるための勉強をしています。

私たちは、授業の一環として、
福井県に推定約1万3700人おられる
発達障がいのあるお子さんのご家族に対する支援の
企画を考えました。

福井県は三世代同居率が高いため、
発達障がいのあるお孫さんと触れ合う時間が長い
祖父母の方が、
より発達障がいについて理解してくだされば、
お孫さんの特性をいかせるような
対応ができるのではないかと考えました。

しかし、
祖父母の方に向けた発達障がいの資料が少ないため、
今回この冊子を作成しました。

YouTubeにも動画を投稿していますので、
併せてご覧いただければ幸いです。

詳しくは、下記にて検索をお願いいたします。
福井医療大学HP ⇒ https://www.fukui-hsu.ac.jp
(新着情報・お知らせ欄を参照下さい)

YouTube ⇒ チャンネル名「福井医療大学言語聴覚学専攻」



○子育て中のお母さんの脳の働きを調べる研究
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター

研究の目的:
産まれたばかりの赤ちゃんにとって、
泣き声は大切なコミュニケーションの手段です。
お母さんにとって、
赤ちゃんの泣き声はときに可愛く、
ときにうるさく感じてしまうことが知られています。
この研究では、
そうした泣き声に対する感じ方の違いが
どのように生じるのかを調べるため、
泣き声を聞いているときのお母さんの脳活動と、
遺伝子やアンケートとの関連を調べることを目的にしています。

対象者:
初産で、産後約1か月(3週-5週)後のお母さん
研究参加のご相談は、現在妊娠中の方からも募集しています

検査内容:
1.MRI検査
2.パソコンを使った心理課題
3.唾液採集

検査日:
土曜日または日曜日(検査全体で約2時間)
検査は福井大学医学部附属病院で行います
検査の際には、お子様もご同伴いただけます。
その際には、保育士がお子様と一緒に待機します。

謝礼あり:
検査1回につき20,000円(交通費含)

ご興味のある方やご質問のある方は、
下記までメールでご覧ください。
件名に「子育て研究に関して」
本文に「お母さんのお名前」を明記してください。
後日改めて詳細のご連絡を差し上げます。

連絡先:dhiraoka@u-fukui.ac.jp
(担当:平岡まで)



○子どもの脳を調べる研究
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター

福井大学・子どものこころの発達研究センターでは
「子どもとお母さん」を対象に
研究を行っております。

研究への参加者を募集しています。

子どもの検査内容:
1.MRI検査
2.パソコンゲーム
3.唾液採集

お母さんの検査内容:
アンケートのみ

対象者:
9歳〜16歳の子どもとお母さん
条件:
・親子で福井大学医学部附属病院まで来ることが可能
・子どもが発達障害・精神疾患の診断を受けていない
検査日:
土曜日または日曜日(検査全体で約2時間)
謝礼あり:
検査1回につき10,000円(交通費含)

ご興味のある方は下記までメールでご覧ください。
件名に「子どもの脳を調べる研究」
本文に「お子さんのお名前・年齢・学年、
お母さんのお名前・電話番号」
を明記してください。
後日改めて詳細のご連絡を差し上げます。

連絡先:
(担当:濱村)
fukuikodomo@gmail.com
※Gmailが受信できるメールアドレスにご連絡ください。



○ADHDのお子様を持つ母親へのペアレント・トレーニング
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター

「たくさん褒めて育てたいのに、
つい叱ることのほうが多くなってしまう」

「わが子の行動の意味を知りたい、
よい関わり方が分からなくて困っている」

「子育てをより楽しむ方法を知りたい!」
そんな子育て中のお母さんをサポートするための

【ペアレント・トレーニング】

に参加してみませんか?

対象者:
ADHDの症状が顕著にみられる
6〜12歳(小学生)のお子さんを持つお母さん
条件:
全13回(週1回・約2時間)のプログラムに全て出席可能な方
親子パスタづくり(計2回)・インタビュー・アンケート

トレーニング内容:
・ADHDとは?原因や症状・治療について学ぼう
・お母さん自身のストレスとの向き合い方のコツを学ぼう
・ADHDのお子さんの行動に対する効果的な対処法を知り、実践してみよう
日程:2019年 11月から(参加者随時募集)
※日程は後日要相談
研究協力費:全13回参加 全2回親子パスタ作り
17000円分の商品券

※詳しくは
http://www.med.u-fukui.ac.jp/CDRC/download/20180828_RISTEXrecruit.pdf
をごらんください。



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発行 福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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