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スクラムネット メールマガジン
- Date: Tue, 30 Jun 2020 18:00:01 +0900 (JST)
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メールマガジン スクラムネット No.97
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【配信元】福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井
【もくじ】
1..... 発達障がいの事例で考えるワンポイント
2..... セミナー・研修会などの案内
3..... その他のお知らせ
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雨が続き、
梅雨らしい天気になってまいりましたが、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
早いもので、
明日からはもう7月ですね。
コロナウイルスの感染拡大防止のため、
今年は夏のイベントも
さま変わりしそうですね。
夏のマスク着用は息苦しいものですが、
こまめに水分を取り、
熱中症対策を忘れずに行っていきましょうね。
それでは、
発達障がいの事例で考えるワンポイントです。
【発達障がいの事例で考えるワンポイント】
対人援助の基本は
自己理解と他者理解、そして
数々の事例から
実践を学ぶことだと思います。
以下事例を参考に、
少しでも学びのお役に立てれば、と思います。
※今月も新型コロナウイルスに
関連した事例とさせて頂きます。
Q:うちの息子は、
3月に高校を卒業したばかりです。
本当なら、
県外の専門学校に進学予定でしたが、
コロナウイルスの緊急事態宣言のために、
受け入れ先の学校の入学式や入寮についても、
延期となりました。
最初はGW明けと言われていましたが、
また延びてしまい、
専門学校に行くのも嫌だといいだし、
家にいても「コロナがうつる」といい、
外にも出ようとせず、
タブレットやスマホゲームの世界で過ごしています。
このままの生活が続けば、
新しい生活が始まっても
周りの方々と同じようなスタートが
切れるのでしょうか?
A:新柄コロナウイルスは、
わが国においては、
今までに経験したことのない不安と、
終わりの見えない見通しのなさが
押し寄せてきたような感覚になりましたね。
どのテレビをみても、
外に出ないでください、
人との接触を避けてください、
というような情報しか入ってきませんよね。
発達障がいの方は、
情報過多になると、
予定の組み立てや、
切り替えがうまく行かなくなる方もおられます。
例えばコロナウイルスが消滅するまで、
などの長期的な指示や、
様子を見ながら決める、
などのあいまいな指示には、
なかなか納得がいかないと思います。
政府はこう言っているし、
福井県はこう言っているが、
とりあえず、
〇〇家の今週の目標はこうしようと、
身近な目標やゴールを考えていくことを
おすすめします。
具体的には、
寮にはいつ入れるかわからないが、
食堂がお休みの日があるかもしれないよ?
だから自分で自炊もできた方がいいよね?
じゃあ今週はカレーライスを作ることを
目標にしよう?
などと、決めていきます。
お子さんと、
できたらいいな!リストに、
県外にいったらできるといいことをあげていき、
できることを増やしていきます。
「だっていつ行くかわからないから今はしない」
というような言葉が返ってきたら、
コロナがあっても食べていくことはなくならないし、
今回のように「密」となる部分に自粛が入ると、
寮といえども食堂は使えないこともあるかもしれないよ?
やることリストを作成して
今のうちにできることを増やせば、
寮ではなく、
アパートで一人暮らしも可能になるよ?
などと、
がんばったらよいことがあることを
伝えながら考えていけたら素晴らしいですね。
また、
あまり先の長い目標にはしないことです。
何が起ころうが、
身近な目標を組んでいけば
いざというときには動揺せず
考えていけるのではないか思います。
やることリストも、
周りからこうしたらいいんじゃないと
「やるべきこと」を
先に提示せずに、
ヒントとして1つ示しながら、
「寮の近くにコンビニってあるのかな?」
「頭痛くなったら近くに病院あるかな?」
「Googleで調べてみる?」など、
「見たら?」ではなく、
「見てみる?」という提案ですすめて下さい。
コピーでも切り貼りでも、
書き写しでも、
自分が必要と思えることを考えていきましょう。
「転ばぬ先の杖」という、
ことわざがあります
これは転んでから杖を用意しても何の意味もない。
転ぶ前に用心して手に杖を持つべきだということですね。
コロナがあろうがなかろうが、
生活でするべきことはするという考え方ですね。
【その他、新型コロナウイルスに関する情報】
※その他、
発達障害情報・支援センターにも、
発達障がい等のある方や、
そのご家族に向けの
予防・拡大防止のために作成された
チラシがありますので、
ご参考ください。
発達障害情報・支援センター HP
http://www.rehab.go.jp/ddis/
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【セミナー・研修会などのご案内】
それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。
○ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障がいのお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。
日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。
主催:福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井
令和2年度
7月8日(水):敦賀(あいあいプラザ)
7月9日(木):勝山(すこやか)
7月13日(月):福井(福井市健康管理センター)
9月15日(火):福井(福井市健康管理センター)
9月16日(水):敦賀(あいあいプラザ)
9月17日(木):大野(結とぴあ)
9月18日(金):南条(南条保健センター)
※小浜ちちはは:開催日を検討中。
決まり次第、HP、メルマガで
お知らせさせていただきます。
参加・ご利用時間は10:00〜12:00までのお時間となります。
(南越前会場のみ09:30〜11:30までのお時間予定です。)
【7月のちち☆ははサポートクラブ開催にあたってのお願い】
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も解除され、
福井県では40日以上感染者が確認されておらず、
さまざまな規制が緩和されてきていることから
7月のちち☆ははサポートクラブを
上記のとおり開催を予定しております。
しかし、
感染者が確認された場合に急遽中止とさせていただくことがあり、
迅速なご連絡が可能となるように、
今回の開催は、
事前申込み
とさせていただきます。
お手数をおかけし申し訳ございませんが、
ご理解とご協力をお願いいたします。
[事前申込み先について]
参加を希望される方は、
開催日の2日前までに、
(※敦賀会場のみ、
前日までのお申込みになります。)
各事務所までご連絡いただき
「お名前」と「連絡先」をお伝えください。
(連絡先)
ちち☆はは福井(開催日:7/13)
⇒福井事務所(0776−22−0370)
ちち☆はは奥越(開催日:7/9)
⇒奥越事務所(090−5178−0248)
ちち☆はは敦賀(開催日:7/8)
⇒敦賀事務所(0770−21−2346)
[中止となった場合のご連絡について]
中止させていただくことが決まった時点で
ご連絡させていただきます。
ご連絡が開催間際(前日や当日)となってしまう可能もあり、
ご迷惑をおかけすることがあるかもしれません。
初めて参加を考えられている方もおられますので、
7月6日(月)にその時点での開催有無について
スクラム福井ホームページでもお知らせいたします。
[ご参加される方へ]
・ご自宅で検温をお願いいたします。
・お飲み物のご提供を
控えさせていただきますのでご持参ください。
・マスクの着用と入館(入室)時に
手指の消毒をお願いいたします。
・会場が密閉状態とならないように
ドアを少し開けさせていただきます。
・座る位置は対面を避け、
間隔も2m空けるよう配置させていただきます。
※その他、
詳しい内容は詳細が決まり次第
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
に掲載する予定です。
○発達協会主催 2020 実践セミナー
発達障害・知的障害のある子どもへの理解、指導・支援法、
また保護者への理解・支援等について、
実践豊富な講師陣から学ぶセミナーです。
実践セミナーは2日単位の開催で、
1講座からお申込いただけます。
対象:特別支援学校・特別支援学級・通級・通常学級、幼稚園・保育所、
児童発達支援事業・放課後等デイサービスの先生、OT、ST、公認心理師、
心理職、指導・支援員、保健師、ご家族等
8月11日(火)・12日(水)
B 「不器用さ」への理解と支援
−粗大運動、手指操作、視機能への働きかけ
8月13日(木)・14日(金)
C 発達の評価を学ぶ
−知能検査、神経心理学的アセスメントの概要と解釈法
8 月15 日(土)・16 日(日)
F 知的障害・発達障害のある子への保育・療育
−関わり方の基本と領域別指導法
8月17日(月)・18日(火)
H ダウン症への理解と生涯発達をふまえたサポート
−出生前診断に関する諸問題も含めて
8 月19日(水)・20日(木)
J 子どもと関わる先生のための家族支援講座
−愛着障害への理解も含めて
8 月21日(金)・22日(土)
K 基礎から学ぶ発達障害・知的障害
−領域別の指導の実際
8月23日(日)・24日(月)
N 発達障害・知的障害のある子の思春期・青年期
−中学・高校生期の取り組みを中心に
★お申込み方法
《申し込み》お電話・FAX・発達協会ホームページから、
お申し込みいただけます。
・電話:03-3903-3800
・Fax :03-3903-3836
・HP :http://www.hattatsu.or.jp/
《ご注意》申し込みの殺到が予想されるセミナーもございます。
お早めにお申し込み下さい。
《時間》各日10:15〜16:20
《定員》約90名(定員になり次第、随時締め切ります)
《会場》東京ファッションタウン(TFT)ビル東館
9階研修室
東京都江東区有明3-6-11
《受講料》各15,400円(税込)(会員13,860円(税込))
【新型コロナウイルス感染症への対応】
実践セミナーは安全対策を講じたうえ、会場で開催予定です。
対策
?前後左右間隔をあけた座席の配置
?アルコール消毒液の設置
など
※最新情報は発達協会HPをご覧ください
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【その他のお知らせ】
○不登校、ひきこもりに関する情報
その他、不登校、ひきこもりに関する情報は、
スクラム福井のHPにある、
ひきこもり支援についての
ページより閲覧ができます。
また、
以下のリンク先からも
直接閲覧ができます。
福井県 ひきこもり・不登校支援 情報サイト
(福井県HP)
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shougai/hikikomorishien/hikikomorishien.html
○福井医療大学からのお知らせ
(学生さんからのメッセージ)
私たちは、
福井医療大学の3年生で
言語聴覚士になるための勉強をしています。
私たちは、授業の一環として、
福井県に推定約1万3700人おられる
発達障がいのあるお子さんのご家族に対する支援の
企画を考えました。
福井県は三世代同居率が高いため、
発達障がいのあるお孫さんと触れ合う時間が長い
祖父母の方が、
より発達障がいについて理解してくだされば、
お孫さんの特性をいかせるような
対応ができるのではないかと考えました。
しかし、
祖父母の方に向けた発達障がいの資料が少ないため、
今回この冊子を作成しました。
YouTubeにも動画を投稿していますので、
併せてご覧いただければ幸いです。
詳しくは、下記にて検索をお願いいたします。
福井医療大学HP ⇒ https://www.fukui-hsu.ac.jp
(新着情報・お知らせ欄を参照下さい)
YouTube ⇒ チャンネル名「福井医療大学言語聴覚学専攻」
○子育て中のお母さんの脳の働きを調べる研究
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター
研究の目的:
産まれたばかりの赤ちゃんにとって、
泣き声は大切なコミュニケーションの手段です。
お母さんにとって、
赤ちゃんの泣き声はときに可愛く、
ときにうるさく感じてしまうことが知られています。
この研究では、
そうした泣き声に対する感じ方の違いが
どのように生じるのかを調べるため、
泣き声を聞いているときのお母さんの脳活動と、
遺伝子やアンケートとの関連を調べることを目的にしています。
対象者:
初産で、産後約1か月(3週-5週)後のお母さん
研究参加のご相談は、現在妊娠中の方からも募集しています
検査内容:
1.MRI検査
2.パソコンを使った心理課題
3.唾液採集
検査日:
土曜日または日曜日(検査全体で約2時間)
検査は福井大学医学部附属病院で行います
検査の際には、お子様もご同伴いただけます。
その際には、保育士がお子様と一緒に待機します。
謝礼あり:
検査1回につき20,000円(交通費含)
ご興味のある方やご質問のある方は、
下記までメールでご覧ください。
件名に「子育て研究に関して」
本文に「お母さんのお名前」を明記してください。
後日改めて詳細のご連絡を差し上げます。
連絡先:dhiraoka@u-fukui.ac.jp
(担当:平岡まで)
○子どもの脳を調べる研究
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター
福井大学・子どものこころの発達研究センターでは
「子どもとお母さん」を対象に
研究を行っております。
研究への参加者を募集しています。
子どもの検査内容:
1.MRI検査
2.パソコンゲーム
3.唾液採集
お母さんの検査内容:
アンケートのみ
対象者:
9歳〜16歳の子どもとお母さん
条件:
・親子で福井大学医学部附属病院まで来ることが可能
・子どもが発達障害・精神疾患の診断を受けていない
検査日:
土曜日または日曜日(検査全体で約2時間)
謝礼あり:
検査1回につき10,000円(交通費含)
ご興味のある方は下記までメールでご覧ください。
件名に「子どもの脳を調べる研究」
本文に「お子さんのお名前・年齢・学年、
お母さんのお名前・電話番号」
を明記してください。
後日改めて詳細のご連絡を差し上げます。
連絡先:
(担当:濱村)
fukuikodomo@gmail.com
※Gmailが受信できるメールアドレスにご連絡ください。
○ADHDのお子様を持つ母親へのペアレント・トレーニング
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター
「たくさん褒めて育てたいのに、
つい叱ることのほうが多くなってしまう」
「わが子の行動の意味を知りたい、
よい関わり方が分からなくて困っている」
「子育てをより楽しむ方法を知りたい!」
そんな子育て中のお母さんをサポートするための
【ペアレント・トレーニング】
に参加してみませんか?
対象者:
ADHDの症状が顕著にみられる
6〜12歳(小学生)のお子さんを持つお母さん
条件:
全13回(週1回・約2時間)のプログラムに全て出席可能な方
親子パスタづくり(計2回)・インタビュー・アンケート
トレーニング内容:
・ADHDとは?原因や症状・治療について学ぼう
・お母さん自身のストレスとの向き合い方のコツを学ぼう
・ADHDのお子さんの行動に対する効果的な対処法を知り、実践してみよう
日程:2019年 11月から(参加者随時募集)
※日程は後日要相談
研究協力費:全13回参加 全2回親子パスタ作り
17000円分の商品券
※詳しくは
http://www.med.u-fukui.ac.jp/CDRC/download/20180828_RISTEXrecruit.pdf
をごらんください。
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発行 福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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