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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信
- Date: Thu, 7 May 2009 10:00:00 +0900 (JST)
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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信 vol.5 2009/5/7
発行元: 株式会社ダイエイエコテック
( HPアドレス:http://www.daieiecotech.co.jp/ )
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皆さん、おはようございます。
今年のG.W.はいかがでしたか。
楽しかったですか、それとも疲れましたか。
中にはお仕事をされていた方もいると思います。
本当にご苦労様でした。
ところで今年は高速道路料金の値下げ効果で、
レジャー施設や商業施設はもちろん、
高速道路までもが大混雑だったようですね。
ここ北陸自動車道でも今庄付近で渋滞が発生したようです。
私自身は仕事半分、遊び半分で、
思い出深いG.W.となりました。
いや〜、楽しかった!
とはいえ、いつまでも余韻に浸っているわけにはいきません。
今日からまた仕事がスタートです。
スイッチを切り替え、バリバリ働きます!
みなさんも次の休みまで頑張ってくださいね。
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:1/7〕
−「マーケティング」 マーケティングとは
2.もっと知りたい!特集記事〔連載記事:2/4〕
−上司の「報・連・相」 ‘受ける’側のスキル
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:1/7〕
−「マーケティング」 マーケティングとは
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一部の国や業界では経済が底に付いたというニュースが報道されています。
確かにここ福井県でも在庫調整が終わり、
減産を緩和している企業の噂をチラホラと聞くようになってきました。
ですが中には未だ週休5日というお会社様もあり、
早く状況が好転することを願っています。
そう言えば先日、
「不況の中でも儲かっている会社はある!
〜 中略 〜
だから、きっと突破口があるはず」
という話を耳にしました。
励ましのつもりで言われたのでしょうが、
あまりにも短絡的過ぎて、
逆に聴き手を怒らすことになってしまったのではないかと
ヒヤヒヤしながら聴いていました。
せめてもう少し気の利いたお話をして欲しかったですね。
さて今回からは「マーケティング」について特集します。
内容が盛り沢山なので、下記のように全7回に分けてご紹介します。
1.マーケティングとは
2.マーケティング環境の分析
3.マーケティング目標の設定
4.市場細分化、標的市場の設定
5.市場ポジショニング
6.マーケティングミックスの開発・実行
7.マーケティングはPDCAの「P」
また一般的にマーケティングというと、
BtoCをベースにした内容になっていますが、
今回はBtoBをベースにして、
更に企業規模を零細、中小企業向けにしてご紹介することにします。
予めご了承ください。
それでは第1回目スタートです。
“マーケティング”って、誰でも知っているビジネス用語ですが、
その意味を正しく知っている人は意外に少ないようです。
これにはいくつか理由がありますが、
一つ目は用語の意味自体が変化していること、
二つ目はBtoBビジネスでは考え難い概念であること、
三つ目は中小企業にとってやや負荷が大きく難しいこと、が主なところです。
そこで、初回は「マーケティングとは」について考えます。
日本マーケティング協会によると、
マーケティングとは「企業及び他の組織がグローバルな視野に立ち、
顧客との相互理解を得ながら、
公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動」と定義しています。
マーケティングに興味・関心のある方向けに公表していますので、
少々むずかしいですね。
わかりやすく言い換えると、
“売れるための活動”です。
“売る”ではなく、“売れる”というのがポイントです。
どうしても製品やサービスを提供する側としては、
売りたくなってしまうのですが、
儲けの誘惑に駆られて売ってしまうと、
徐々にお客様が見えなくなり、
売れない会社になってしまいます。
商売の基本はお客様です!注意が必要です。
しかしだからと言って、
“売れる”というのは受け身で、
このような待ちの姿勢で本当に売上が上がるのでしょうか。
“売れる”というのは一体どういうことなのか。
そこで“売れる”までのいくつかの取り組みを見てみることにしましょう。
・お客様が求めているものを知る必要があります。
お客様は求めるものを買おうとするからです。
・お客様の価値観・趣向はどのように変わろうとしているのかを知り、
お客様が次に求めそうなものを知る必要があります。
お客様が欲しいものは日々変わっているからです。
・競争相手に競り勝つためにどのように差別化を図っていけばよいかを考えます。
大抵の場合、お客様が求める製品を供給できるのは自分たちだけではありません。
競合する製品を押しのけ、自分製品を選んでもらう必要があるからです。
・製品特徴の効果的な伝達方法を考えます。
お客様が自社製品の存在を知らなければ、
自社製品の特徴が伝わらなければ、
お客様は自社製品を買ってくれないからです。
等々、厳密に考えればもっと多くの項目があると思います。
ちょっと待って下さい!経営者であれば、
こうしたことくらい日常的に考えていますよね。
そう、“マーケティング”って言ってしまうと、
何だか難しく聞こえてしまうのですが、
実は商売の基本を横文字で言い換えているだけなのです。
ただ大きく異なるのは計画的であるということです。
零細、中小企業の経営者の場合、
情報量や経営資源が乏しいために、
どうしてもマーケティングが断片的で一過性の取り組みになりがちです。
でもそれを頑張って、ひと通りやり抜くことができれば、
これまで属人的だった営業が計画的で強い営業に変わり始めます。
「マーケティングって初めて聞いた」という経営者の方、
マーケティングに不安や不信感を持っている経営者の方、
是非一度やり抜いてみて下さい。
中途半端は厳禁です。必ずやり抜いて下さい。
きっと効果が出るはずです。
最後に今日のおさらいです。
マーケティングとは“売れるための活動”です。
それは決して受け身の取り組みではなく、
お客様の購買行動を徹底して考え抜いた頭脳的な攻めの経営です。
ですから、それをマーケティングと呼ぶかどうかはともかくとして、
全ての組織で取り組んだ方が良いわけです。
さて次回はマーケティングの第2弾、
「マーケティング環境の分析」です。
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2.もっと知りたい!特集記事〔連載記事:3/4〕
−上司の「報・連・相」 〜 第3回 ‘する’側のスキル
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前回は、‘いかに報・連・相を受けるか’という
「受ける側」のスキルについて考えてみました。
今回は、「する」側のスキル(上司から部会に対して)を考えてみましょう。
スキルの中でも『何を伝えるか』について、
次の3点を特に重要なものとしてあげたいと思います。
1.報・連・相のルール を伝える
2.業務・指示内容の目的、意図 を伝える
3.部下の仕事の成果へのフィードバック を伝える(行う)
まず、「1」についてです。
報・連・相をしてほしい内容、タイミング、まとめ方、スタイルなどの
ルールを伝えることです。
「結論から」「簡潔に」「タイムリーに」といった基本はどこでも同じでしょうし、
今更…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
部下の行った実際の報・連・相に応じて、
その場でフィードバックしていくのがより効果的です。
“今の報告は要点がまとまっていてよかった”
“早く報告してくれて助かった”
“もう少し早く言ってくれれば別のフォローができた。だから次回は…”
“後で確認するのでメモを残しておいてくれ”
などです。
また、ルールを伝える別の方法として、
「実践して見せる」という方法があります。
・上司が、口頭ではなくメモで連絡をする、
・相談に対してすばやく回答をする、
・部下にも関連のある上司自身の業務の進捗を部下に伝える など…
してほしいことを上司自ら体現し、お手本を見せていくことが
最高にリアルなルールの教育になるでしょう。
次に「2」についてです。
上司から伝えるものの中で重要度の高いものは、
「目的・意図を伝える」ということではないでしょうか。
やるべきことや内容は指示に自然と含まれ伝えられますが、
“なぜそれが必要なのか”
“どんなねらいがあり、どんなことを期待しているのか”
についての伝達は意外となおざりになっていることもあるようです。
任せる業務の目的、意図が部下の腹に落ちれば、
課題や業務への向き合い方が変わり、
さらに仕上がりや成果に差が出てくるはずです。
‘言うまでもない’と思えても、
まだ経験の浅い社員にとっては
目的意識を持つトレーニングにもなるでしょうし、
若手でなくとも念押しして伝えることが
リーダーとしての熱意となって伝わり、
チームの求心力につながるでしょう。
仕事の大部分を任せている場合、チームという意識が希薄になりがちだからです。
ただし、くどくなりすぎるのも問題ですので、
さじ加減を調整したり、伝えるタイミングに配慮する必要がありますね。
最後に「3」についてです。
上司から指示を受け、部下は様々な役割を担うことになりますが、
それら成果や結果に対するフィードバックはされているでしょうか。
‘ここがよかった’‘よかったが、こうなるともっとよかった’
‘ありがとう’‘よく頑張ってくれた’
‘どこを改善すると失敗を防げたと思う?’
些細な一言に見えますが、
部下はこういった一言を待っています。
これによって“報われた”という達成感を得られたり、
“次こそは”というやる気につながり、
次の仕事に対して前向きな気持ちを持つ事ができるのです。
これは仕事を任せた上司にしかできないことです。
さてここまで報・連・相として上司から『何を伝えるか』について
3点に絞って考えてきましたが、継続できなければ
結果的には不信感にもつながりかねません。
報・連・相を受ける場合と同様で、やはり忍耐力が必要です。
3点の中で、できていなかったなと思うものがありましたら、
是非実践してみてください。“継続的に”“自分から”がポイントです。
次回(第4回)は最終回になります。
社内の報・連・相をもっとよくする‘あるもの’について取り上げ、
連載のまとめとしたいと思います。
最後までどうぞお付き合い下さい。
「経営をもっと楽しく」
株式会社ダイエイエコテック
福井県越前市白崎町73-1-3
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コンサルタント/佐竹悟のブログ『再出発!経営コンサルタントの奮闘記』
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