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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信
- Date: Mon, 2 Nov 2009 11:00:00 +0900 (JST)
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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信 vol.11 2009/11/2
発行元: 株式会社ダイエイエコテック
( HPアドレス:http://www.daieiecotech.co.jp/ )
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先日「東京モーターショー2009」が開催されました。
個人的には、いつもならそこまでは関心がない話題ですが、
今回は来年度後半に発売される予定の
日産自動車の電気自動車「リーフ」が気になっています。
なぜかと言うとずばり、『買いやすい価格』が設定されるというからです。
安さで選ぶ商品ではないですが、やはり価格がどの程度かで
現実的に手に入れられるものかどうかが左右されますよね。当然の話ですが…。
あとは電気自動車ということで
これまでにはないインフラ(充電)が必要になったり、
ガソリンを入れる代わりに満タンまでに8時間の充電が必要だったり…
車に合わせてライフスタイルを調整するという発想も必要になってくるのかな
なんてことも気になります。路上でガス欠になってもJAFには助けてもらえなさそうですし…。
現在のところ各種課題を克服し、超低燃費、コストを両立させているのはハイブリッド車ですが、
いずれは電気自動車も選択肢の一つに入る時がすぐそこまで来ているのではないでしょうか。
各社の挑戦と開発努力に期待したいですね。
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:7/7〕
−「マーケティング」 マーケティングはPDCAの「P」
2.もっと知りたい!特集記事〔連載:4-2/4〕
『緑の経済と社会の変革』よりピックアップ
〜 テーマ4 <バイオ燃料の普及>について
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:7/7〕
−「マーケティング」 マーケティングはPDCAの「P」
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前回までにマーケティングのエッセンスをお伝えしてきましたが、
いかがでしょうか。
正直なところ、
「わが社に当てはめて考えてみないとわからない」
ところだと思いますが、
本メールマガジンをキッカケに
「マーケティング」に興味・関心を持ってもらえたら嬉しいです。
さて、今回はいよいよ最後の「マーケティングはPDCAの「P」」です。
現在のように市場が成熟化し、
またグローバル化した社会では、
企業環境はめまぐるしく変わるものです。
現にリーマンショックによる景気収縮や新興国の成長により
日本経済、企業業績への影響は顕著なものがあります。
経営が難しくなったと感じる方も多いと思いますが、
少し考え方を変えて、この状況を受け入れてしまう方が会社のためです。
言い換えれば、一度決めたマーケティング戦略でも
環境の変化に応じて変えるべき、ということです。
折角、時間をかけて考えた戦略なのに
環境が変わったから変更するというには安易な気もします。
ですが戦略はある時点の環境(状況)などに基づき、
論理的、合理的に決めていますので、
環境(状況)が変われば、計画が変わるのは当然のことなのです。
つまり、マーケティングは計画したら終わりではなく、
何よりそのマーケティング戦略が正しいかを
常に監視する必要があるというわけです。
理屈では分かっても、どうもシックリこないですよね。
それはおそらく、これまでの経営で変わることが少なかったからだと思います。
これからの経営では、このような感覚を持っていること自体がリスクだと思います。
是非、多くの方に“環境(状況)に応じて変わる”
という考えとそれを決断する勇気を持って頂きたいですね。
またそれを実践するには時間の余裕も必要です。
忙しくて考えることが後手に回るようであれば、
それは結果として、会社を間違った方向に導くことになるかもしれません。
経営者のお仕事は日常業務的なものではなく、
戦略的なものであるべきです。
なぜなら、マーケティングは経営者以外が考えられない(意思決定できない)
ことだからです(※大企業、中堅企業を除く)。
今やっている仕事は本当に自分がやらないといけないことなのか、
このような問い掛けを行い、部下に振り分けていくことも大切ですね。
さて、今回のまとめです。
マーケティングを実践ことは重要なことですが、
常に見直しを図ること!
次回は「営業」です。
不況の中、製品、サービス、商品が売れなくなっていますが、
それでもできる営業マンは売上数値を伸ばしています。
連載を予定していますので、
次回以降もお楽しみに。
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2.もっと知りたい!特集記事〔連載:4-2/4〕
『緑の経済と社会の変革』よりピックアップ
〜 テーマ4 <バイオ燃料の普及>について
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政権交代によって環境相が入れ替わりましたが、
ピックアップしたテーマ「バイオ燃料の普及」に関して、
最新情報をお伝えします。
<<バイオ燃料とは>>
植物を原料に作られガソリンや軽油などの代替燃料のこと。
植物原料から作るため、
使用時(燃焼時)にはその植物が成長した過程で吸収された二酸化炭素が
排出されることになり、結果的に排出量をゼロとみなすことができる(カーボンニュートラル)。
地球温暖化対策の一助になるものとされている。
トウモロコシやサトウキビといった農産物の他に、食品廃棄物も原料として使われる。
さて、バイオ燃料は上記の説明の通り、カーボンニュートラルな燃料である点が
温暖化対策に有効とのことで政府も導入促進に懸命になっていますが、
様々な課題が残っています。
食物を原料にしたことから
サトウキビを使った砂糖やトウモロコシの商品相場急上昇という弊害を招いたり、
森林を切り開いてまで原料を生産したことで
かえって地球温暖化に悪影響であると指摘される、といった状況も。
そんな中、新日本石油がバイオガソリンの原料を製造する装置を新設しました。
バイオガソリンは植物原料から作られる「バイオエタノール」を石油ガスを化合した
ETBEという物質をガソリンに混ぜて作られたものです。
品質確保のために、その割合は8%以下程度が上限と規定されており、
新日本石油では1%強、とのことです。
なんとも少ない気がしてしまいますが、
食用油から作られるバイオディーゼル燃料も通常5%程度の混合率で販売されており、
現状では、品質保証のためにはやむを得ないようです。
さてこの設備ですが、
○世界では非食物系への移行が進む中、規格外の小麦、米を原料としたバイオエタノールを
使用する点
○ETBEを使う国は日本以外にほとんどなくなっている点
(米国やブラジルなどでは直接混合式)
○どちらを主軸にするのか、並存させるのか石油元売りと環境省の調整がつかないまま
国内では両方式の施設が相次いで作られている
○採算ラインには及んでいない
といったことが懸念される点として伝えられています。
(日経産業新聞 2009年10月27日/22面より)
そういった懸念を残してまで新設に踏み切った背景には政府からの「割り当て」が
あることも大きな理由とされています。
政府は22年度までに輸送用燃料50万klをバイオ燃料に置き換える計画を
立てており、石油業界には21万klが割り当てられているのです。
各社の競争もよい商品を生み出す原動力には違いないのでしょうが、
これらは国として打ち出した政策であることから、
足並みを揃えた具体策が求められるのではないかと思います。
使用する立場としては、
安くて環境にもよいというのが理想です。
普及はまだまだ身近にはなってこない模様ですが、
様子を見守りたいですね。
では次回からは「カーボンオフセット」について3回にわたってお伝えしていきます。
「経営をもっと楽しく」
株式会社ダイエイエコテック
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コンサルタント/佐竹悟のブログ『再出発!経営コンサルタントの奮闘記』
(address:http://ameblo.jp/strength-of-its-numbers/)
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