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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信
- Date: Wed, 1 Sep 2010 10:00:00 +0900 (JST)
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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信 vol.21 2010/9/1
発行元: 株式会社ダイエイエコテック
( HPアドレス:http://www.daieiecotech.co.jp/ )
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こんにちは、ダイエイエコテック通信9月号をお届けします。
連日の暑さ、9月に入ったと聞くだけでも救いに感じる気がしますが、
実際はまだまだ暑いですね。
さて、日本のエアコン各社では世界的な猛暑を受け、
国内に限らず国外向けにも増産体制を整えているとの報道もありましたが、
今期は“サーキュレータ”という新手な家電も売れているそうです。
見た目は、扇風機? ですが、
構造上、扇風機よりも強くて直進性のある風が出るのが特徴。
エアコンと併用し、室内の空気を循環させることで、
同じ冷気でも涼しく感じられ、節電のメリットもあるとのこと。
我が家では、効果が違うんだろうなと思いつつ、扇風機で代用中です。
ともあれ今年のこの暑さ、なんとか乗り切りたいですね。
あともうしばらくがんばっていきましょう!
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:3−6/4〕
−「バツグン営業部」 営業プロセス/新たな課題
2.もっと知りたい!特集記事 〔連載:2/3〕
『カーボンマネジメント入門』
〜 < カーボンマネジメントとは? >
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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報〔連載記事:3−6/4〕
−「バツグン営業部」 営業プロセス/新たな課題
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今回は営業プロセスにおける「新たな課題」です。
提案をした後でこんな経験はありませんでしょうか。
「私も知らなかったんだが、実は以前は○○だったんだが、現在は△△らしいんだ。ということで、もう一度提案してもらえるかな」
「その提案を採用すると、どうも品質に影響が出るんじゃないかって、品質管理部の担当者が言うんだ。そこでお願いがあるんだが、今度その担当者と会ってもらえないかな。聞きたいことがあるらしいんだ」
余程シンプルな商品やサービスであればともかく、
通常、提案をしてそのまま決裁というのは稀です。
「新たな課題」というのは正にこのステップです。
このステップに入っているということは
基本的にお客さまはこちらの提案に関心を持っていることになります。
といのも、メリットが少なかったり、相当高額であったり、
お客様の考えと比べ、あまりにかけ離れているような提案は
再検討しても射程圏内に入る可能性が少ないので、
そのような提案にわざわざお客様は関心を持ったりはしないからです。
繰り返しになりますが、この段階で残っているのは、
メリットが多く(大きく)、多少の価格交渉で予定価格に入るもののみで、
可能性のある提案ということになります。
ですから自信を持って商談を進めて下さい。
でもただ1つ、お客様のタイプによって注意すべきことがあります。
それはお客様が一般消費者の方であったり(例:保険業、自動車販売業)、
企業担当者でも何らかの理由で十分な社内検討をしてもらえていない場合です。
課題が認識できていないにも関わらず、
そのまま商談を進めた結果、契約後に問題が生じることがあるからです。
このようなタイプのお客様にも商品・サービスに満足いただくためには、
セールスマンがあらかじめ質問を用意し、課題がないかを確認しておくことです。
単に商品・サービスを売るだけではなく、
お客様と一緒にお客様目線で商品・サービスを考え、選んでいく
ほとんどのセールスマンが心掛けていることですが、
意外にできていないセールスマンが多いように思います。
セールスマンにとって顧客重視の姿勢は
カットしてはいけない大事な要素ですよ。
さて、次回は「営業プロセス/契約」です。
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2.もっと知りたい!特集記事 〔連載:2/3〕
『カーボンマネジメント入門』
〜 < カーボンマネジメントとは? >
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前回のおさらいですが、
「カーボン」 = 炭素 = 二酸化炭素
「マネジメント」 = 管理する
「二酸化炭素排出量を管理する」という意味でしたね。
「エネルギー節約をして、CO2排出量を抑えてさえいけばOK」
というだけの取り組みではないことも前回お伝えしました。
もちろんパフォーマンスとしてはCO2排出量を抑えることに他なりませんが、
様々な規制や、ステークホルダーからの要求に応えていく過程に
カーボンマネジメントがあるということがその理由です。
従来の省エネ活動よりも配慮すべきこと、視野に入れるべきことの範囲は
もっと広いものになります。(詳しくは前回の記事をご覧ください)
さて今回は、「カーボンマネジメント」とは何をどうしていくことなのか、
3つのステップに分けて見てみます。
共通した定義というものは今のところないようですので、基本的なステップとしてご紹介します。
1. CO2排出量の把握
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2. 各種要因(外部・内部)からリスク、チャンスの見極め(優先順位付け)
↓
3. 具体的な対応策、目標の設定
まず、【 1. CO2排出量の把握 】ですが、
事業活動に伴うCO2排出量を一つ一つ算出していきます。
どこまでを範囲とするか判断が難しいところですが、
やはりサプライチェーンも環境対応の範囲と捉える、ライフサイクルの考え方が
一般的になってきている以上、
間接的な排出源についてもできるだけ含めるべきと言えそうです。
またそうでなければ、カーボンマネジメントというより単なる省エネ活動になってしまいます。
サプライチェーンでのCO2排出量の算定方法の標準化は
現在、環境省で検討が進められていますので、
その検討資料等も参考にし、自社で対応できる範囲を
決めるという方法が現行では妥当だと思います。
排出量自体の算定は、日本商工会議所が簡易版として入力式の
算出表を公開しています。(会員のみ利用可とのこと)
温暖化対策推進法に基づく、温室効果ガスの算定・報告・公表制度の
「算定報告マニュアル」を参照するのもよいでしょう。
過去数年分の記録がたどれるのであれば、経年変化を把握しておくことも重要。
このステップは、
何かを成し遂げる時になくてはならない現状把握の段階と言えます。
次に、【 2. 各種要因(外部・内部)からリスク、チャンスの見極め(優先順位付け) 】
とは、各種要因を洗い出し、対応策の優先付けを検討するステップです。
外部要因には、法規制、業界動向、顧客の要望などがあります。
内部要因としては、コストや他の要素と絡む課題の優先順位などがあるでしょう。
また自社が掲げている将来向かうべきビジョンとの関連も考えなくてはいけません。
これら外部・内部要因からリスクやチャンスとなるところを見極めます。
【 3. 具体的な対応策、目標の設定 】
さて、そこまでできたら、削減目標、削減の為の行動計画を立てるステップです。
現在の排出量は既に把握できているので、
削減目標は排出源別に策定することが可能でしょう。
具体的な目標を掲げるということはマネジメントの基本的な要素ですね。
さて、長くなりましたが、カーボンマネジメントのごく基本的なステップを
ご説明してきました。次回はこれらのステップを進めていくにあたって、
その他に必要なこと、気になることについて触れたいと思います。
「経営をもっと楽しく」
株式会社ダイエイエコテック
福井県越前市白崎町73-1-3
TEL. 0778-24-4624 FAX. 0778-24-4626
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コンサルタント/佐竹悟のブログ『再出発!経営コンサルタントの奮闘記』
(address:http://ameblo.jp/strength-of-its-numbers/)
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