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中産大通信 VOL.002 2014/06/24
- Date: Tue, 24 Jun 2014 09:00:01 +0900 (JST)
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┏━┫ 中 産 大 通 信 VOL.002 2014/06/24 ┣━┓
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中産大が実施する研修や中産大施設、
人材育成に関する様々な情報をお届けします
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│┠─┼┨━★┓I N D E X │
│┃ │┃─┼┨【1】人 材 育 成 耳 よ り 情 報 │
│┗━┷┛ │┃【2】研 修 ピ ッ ク ア ッ プ 〜 注 目 の 研 修 は !?│
│ ┗━┷┛【3】企 業 経 営 R E P O R T │
│ 編 集 後 記 │
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【1】人 材 育 成 耳 よ り 情 報
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◆ 〜人材育成と従業員の方のキャリア形成のためにご利用ください〜
「中小企業人材育成力強化事業」のご案内
今年度、中産大は、職場定着率向上を図るための新規事業「中小企業人材
育成力強化事業」を実施することになりました。この事業は、県内中小企
業の皆様の人材育成を支援し、職場定着率向上を実現することを目的に実
施するものです。雇用する従業員の方々に対して、それぞれの企業の課題
に即した研修を無料で実施いたします。
企業の人材育成と労働者のキャリア形成のために、是非ご活用ください。
募集は、来年2月10日まで受け付けております。
<支援対象となる研修>
企業がその雇用する労働者(正規・非正規雇用は問いません)を対象と
して、平成26年7月1日から平成27年3月31日までに実施する研修であっ
て、次の各号に掲げる要件のいずれにも該当するもの
・企業の雇用する労働者の職場定着率の向上に資する研修であること
(職場定着率を向上させるための研修については、下記HPからダウン
ロードできる「申請の手引き」pdfをご参照ください)
・研修の総時間数が、6時間以上21時間以内であること
・研修実施の申請時において、研修の受講人数が10人以上であること
・受講者に、対象企業が雇用する労働者以外の者が含まれないこと
・中産大が企画、実施する研修であること
ご利用される方は、まず、お電話でお問い合わせ下さい
人材育成に関する課題や処遇改善計画について、ご相談に応じます。
そのうえで、研修実施申請書をご提出いただきます。
本事業の詳細は、下記HPをご覧ください。
http://www.fisc.jp/fiib/ikusei.html
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【2】研 修 ピ ッ ク ア ッ プ ? 注 目 の 研 修 は !?
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7月と8月は、生産管理や工業技術の研修が集中します。
その中から、「注目の研修」をご案内します。
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●眼鏡産地「鯖江」で眼鏡づくりを体験しながら学ぶ┃開催間近!┃
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眼鏡ゼネラリスト育成講座 [7/2〜8/7]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00234&state=2
工場実習などの体験型学習を通じて眼鏡づくりをより深く理解し、その魅
力を伝えることができる眼鏡技術・開発・営業担当者を育成する研修です。
受講期間は8日間と比較的長期にわたる研修ですが、過去の受講者からは、
同じ志を持つ仲間との共同作業で刺激を受けたとの声も寄せられています。
また、製造に携わる技術者だけでなく、開発、営業、流通など、眼鏡に携
わる幅広い部門の方を対象にしているのがこの研修の特徴。自分の業務以
外の内容について理解でき勉強になったとの評価もいただいています。
眼鏡業界に携わる方。受講お申込みをお待ちしています。
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●現場リーダーがとるべき10の基本行動とは!?┃残席わずか!┃
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生産現場リーダー力強化セミナー [7/24]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00217&state=2
製造業にとって企業競争力は“現場”にあると言っても過言ではありませ
ん。トラブルの未然防止には、現場におけるリーダーの役割が極めて重要
です。この研修では、常に変化する生産現場の実態を把握し、トラブルの
未然防止や素早い解決のために現場リーダーがとるべき10の基本行動につ
いて学びます。
●手っ取り早い改善レベルを向上させるには!?
3時間で学ぶ仕事の改善セミナー 応用編 [8/5]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00218&state=2
「小さく変える」ことから始めることができる改善は、量と質を維持し、
そして更にレベルを向上させていくことで組織的な活性化と成長に繋がり
ます。この研修では、組織の改善レベルを向上させるための最も簡単で効
果的な指導・推進のノウハウを、改善現場の実際の映像や質疑応答などを
交えて学び、改善活動を牽引するエキスパートをめざします。
●楽しく学べるQCの基礎1日コース
品質管理基礎セミナー QC手法入門 [8/22]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00221&state=2
品質不良対策としてQC手法の有効性は普遍的なものです。多様化・複雑化
する現場の変化に対応するためには、QC手法を応用できる基礎をしっかり
身につける必要があります。この研修では、難解な用語を避けたわかりや
すい解説で品質管理の考え方・進め方を理解し、演習により更に理解度を
深めることで、現場で役立つスキルを習得します。予備知識は必要ありま
せん。
●5Sの徹底で利益を生み出す体質に変えよう!
本物の5S・見える化セミナー [8/26]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00219&state=2
5Sは単なる整理や整頓による職場の美化活動ではなく、日々の活動を通し
て社員全員がカイゼンの種を見つける目を養い、ムダを省き、利益を生み
出す企業風土を根付かせることです。この研修では「本物の5S」の導入と、
改善活動を定着させるための職場の「見える化」について、基本的な考え
方から準備や手順、利益を生み出すためのムダとりの手法までを実践的に
学びます。
==上記以外の募集中の研修(9月末まで)==
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営業折衝スキル強化セミナー [7/8〜7/9]┃残席わずか!┃
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http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00210&state=2
決算書の読みこなし方と経営分析のポイント [9/4〜9/5]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00206&state=2
利益を生み出す「営業目標数字」作成の基本と実践 [9/11]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00211&state=2
ヒューマン・エラーゼロ対策実践セミナー [9/12]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00223&state=2
※その他の研修は、以下の一覧でご確認ください。
http://www.fisc.jp/fiib/tsukibetu.html
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【3】企 業 経 営 R E P O R T
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ジャンル:人材育成
<おもてなしと人材育成を考えてみる> 第2回 ヤマト運輸の事例
前号のメルマガでは、「おもてなし」の本質や基本的な考え方を紹介しました。
今号では、「おもてなし」を実践し、成功を収めている企業として、ヤマト運
輸の取り組みをご紹介します。
ヤマト運輸といえば「宅急便」。宅配便の元祖です。「宅急便」がスタートし
た1976年以降、「手ぶら文化」の象徴として「スキー宅急便」や「ゴルフ宅急
便」、冷凍・冷蔵品の個配送を可能にした「クール宅急便」など、他社に先き
駆けて、次々と新サービスを生み出してきました。そこには、「お客様のため
に」「サービスが先、利益は後」という信念が強く表れています。こういった
サービスの多くは、顧客と日々接するセールスドライバー(SD)の声から生ま
れたと言います。そして、彼らの活動の原点となっているのが、「感動体験の
共有」です。
社員一人一人が自発的に行動する重要性を説いている同社では、その際の判断
基準として、1931年から引き継がれる「社訓」を大事にしています。そして、
全社員に社訓を浸透させるための方法が、「感動の共有」です。
全社員を対象とした「満足創造研修」で使われる教材は、SDが現場で経験した
感動体験ムービー。
・積雪が多い日に、顧客宅の玄関を除雪し、一人暮らしのおばあさんが涙して
感謝してくれた。
・体の不自由な顧客宅に届ける場合、家の中までお邪魔するようにしていると、
「死ぬまで配達をお願い」と言われ、一生頑張ろうと思った。
・トラック車庫入れの練習を何度も繰り返し、ようやく止められるようになる
と、職員全員が並んで拍手してくれた。
顧客や社員から受けたこんな感動エピソードを社員からの公募で選定して動画
製作し、全国の主要支店に配布。サービス向上やおもてなしの大切なことにつ
いて意見交換する場として活用されています。
「社訓の意味をわざわざ紐解くことなく、自然と仕事の意義を理解し、顧客の
ことを考え行動する人材が育つ。上からの指示で社員のサービスの質は高まら
ない。一人一人の内発的な動機づけを高めることが人事の役割」
人事部では、「感動共有」の意義をこう話しています。
また、自発的に行動できる仕組みとして、「小集団」活動も挙げられます。た
とえばSDの場合、7〜10人のチームに一つのエリアを任せ、収益責任、運賃決
定に関する権限を委譲。「小集団が精鋭をつくる」という考えのもと、顧客の
ためになるか否かを互いに考え、協力しながら実践するために設けた仕組みと
のことです。
しかし、顧客の利便性を追求すればするほど、現場の負担が重くなるのは必至。
同社では、現場負担を軽減するための取り組みにも力を入れています。
まず1つは、顧客、社員共にメリットを生むサービスを開発すること。配達日時
を事前にeメールで知らせる「お届け通知サービス」はその一例で、顧客の都合
が悪い場合、事前に日時変更を通知すれば、SDも、不在時に配達する無駄を省
くことができます。
もう一つは、前回のメルマガでもご紹介した、労働環境の改善です。増員、分
業、シフト制導入、1週間連続休暇の取得の奨励など、ワークライフバランスに
も注力。「運輸業は人が商品。人の確保、定着、育成が企業の成長を大きく左
右するので、この部分にはコストや労力をもっとかける必要がある」とは人事
担当者談。労・使が一緒になって考えることを大事にしていると言えるでしょ
う。
2019年には創業100周年を迎えるヤマト運輸。「アジアNo.1の流通・生活支援
ソリューションプロバイダー」を目指すべく、海外展開にも積極的に取り組ん
でいます。そして、現地社員の育成方法もまた、日本国内と同じであると言い
ます。感動体験ムービーも、各言語版が制作されているとか。
日本生まれの質の高いおもてなしが、アジアでも浸透していくかどうか。今後
も注目していきたいです。
次回も、引き続き、おもてなし人材育成に取り組む企業事例を紹介します。
■ 編 集 後 記 ━━━━━・・・・・‥‥‥………
6月6日に中産大にて開催した公開講座「良品計画の経営と人事」では、良
品計画の松井忠三会長を講師にお招きし、赤字からV字回復に至るまでの
取り組みや、人材マネジメントの考え方について、体験談を豊富に交え、
具体的にお話いただきました。松井会長は、「MUJI GRAM」(店舗業務マ
ニュアル)の策定で、業務の標準化と見える化を実現。13分野、2000ペー
ジにもおよぶマニュアルですが、定期的な改訂や、社員教育に時間を費や
すことを忘れておりません。会社を仕組みで変えることの大切さを学んだ
講演だったのではないかと思います。
当日は、定員を大幅に超える皆様が参加され、熱心に聴講していただきま
した。この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
どうもありがとございました。
それではまた次回。
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┃中小企業産業大学校 ((公財)ふくい産業支援センター 人材育成部)┃
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