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中産大通信 VOL.009 2014/10/03
- Date: Fri, 3 Oct 2014 15:00:00 +0900 (JST)
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┏━┫ 中 産 大 通 信 VOL.009 2014/10/03 ┣━┓
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中産大が実施する研修や中産大施設、
人材育成に関する様々な情報をお届けします
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I N D E X
【1】人 材 育 成 耳 よ り 情 報
【2】研 修 ピ ッ ク ア ッ プ 〜 注 目 の 研 修 は !?
【3】企 業 経 営 R E P O R T
編 集 後 記
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【1】人 材 育 成 耳 よ り 情 報
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◆「ものづくりマイスター制度」
若者のものづくり技能の向上を応援する制度
「マイスター」とは、その分野に関する厳しい国家試験をクリアした者
にのみ与えられるドイツの資格制度や、その道に精通する名人のことを
指して使われますね。
若者のものづくり離れ、技能離れが見られる中、日本でも厚生労働省が
「ものづくりマイスター制度」を推進しています。
「ものづくりマイスター制度」は、製造業・建設業を営む中小企業など
の要望に応じ、ものづくりに関して高度な技能・経験を持つ「ものづく
りマイスター」を派遣して、若年技能者に実践的な実技指導を行うこと
で、企業の人材育成を支援する制度です。
ものづくりマイスターの実技指導を受けるには、全国47カ所にあるお近
くの都道府県技能振興コーナーにご相談ください。ものづくりマイスタ
ーの派遣を始め、若年技能者人材育成に係る相談・援助等を行っていま
す。原則として、費用はかかりません。(ただし、当制度の範囲内。大
企業は経費負担があります。)
若年技能者の確保・育成が課題ではあるが、人材育成のための指導者が
いない…といった悩みをお持ちの中小企業の皆さまは、この制度の活用
をご検討されてはいかがでしょうか。
詳細は厚生労働省「ものづくりマイスター制度」のホームページで
⇒ http://krs.bz/roumu/c?c=10221&m=69172&v=41cd979f
問合せ先(都道府県技能振興コーナー)はこちら
⇒http://krs.bz/roumu/c?c=10222&m=69172&v=742021cc
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【2】研 修 ピ ッ ク ア ッ プ ? 注 目 の 研 修 は !?
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●残席わずかです!
“戦略BASiCS”で鍛える!マーケティング体質強化セミナー[10/16、17]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00213&state=2
※読者約3万人の人気メルマガ、「売れたま!」の発行者としても知ら
れる佐藤講師による研修です!
●残席わずかです!
新任管理者セミナー [10/16、10/23、10/28]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00203&state=2
● 高付加価値製品開発のための製紙技術 [10/23、11/6]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00237&state=2
● 外国人講師が日本人に必要な異文化対応スキルを伝授!
グローバルコミュニケーション実践セミナー [11/6]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00232&state=2
※日本人が活かすべき強みと、避けなければならない弱みは何なのか、
模擬体験を通して学べます。
受講料の半額が助成される制度もあります!ぜひご活用ください。
⇒福井県アジア人材基金
http://fukui-asianfund.jp/student/2.php
●“売れる”営業女子に変身する5つの秘訣 [11/13]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00212&state=2
● 中堅社員の目標達成力強化セミナー [11/13、14]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00226&state=2
● 管理者のための原価管理の基本と実践
工場原価の見える化とコストダウンの進め方 [11/20?11/21]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00224&state=2
工場管理者や製造部門の責任者が理解しなければいけない原価計算
の基本、どこに手を打てばコストを下げられるか、現場ですぐに活
用できる実践的な原価管理の進め方について学びます。
● 社員を成長させる人事制度と会社を安定させる人件費管理 [11/27]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00205&state=2
人事制度を通じた「自社独自の強みづくり」をわかりやすく解説し
ます!また、等級昇格人員・給与・賞与原資を計画化し、人件費を
コントロールする人事制度の機能についても学びます。
<二宮靖志講師からのコメント>
「教科書」どおりに人事制度を設計してみたけれど、現場では活
用されていない。結局、人も育たなければ人件費管理機能もない
・・そんな人事制度をよく見かけます。業績予測が不透明な環境
において、人件費を計画することは企業経営の根源的課題です。
また、仕事に対する価値観(労働観)が変化している昨今、社員
の強みを会社の強みにできるかが事業成長の要となってきていま
す。是非、貴社の人事制度と人件費管理を再点検する機会として
ご活用ください。
● 【公開講座】人材育成力を強化!優秀な人材を定着させる仕組み [2/17]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00239&state=2
※受講料無料
● 事務ミスゼロの仕事術 [12/3]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00229&state=2
● ビジネスマナー・ブラッシュアップ講座 [2/18〜2/19]
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00230&state=2
※研修一覧もご覧ください。
http://www.fisc.jp/fiib/tsukibetu.html
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【3】企 業 経 営 R E P O R T
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ジャンル:技術
新しいモノづくりのかたち 〜3Dプリンター〜
「2014年版ものづくり白書」では、日本の製造業が新たに直面している事業環
境の変化として、以下の3点を取り上げています。
(1)モノの作り方やサプライチェーン構造の変化
(2)そうした事業環境の変化に対応した人材育成の必要性
(3)ITと外部資源の活用を通じた経営基盤の強化
このうち(1)については、3Dプリンターをはじめとする「デジタルモノづくり」
が新しいモノづくりのツールとして紹介されています。調査によれば、3Dプリ
ンターを業務で本格的に活用している中小企業は5%に満たず、大企業でも2割
程度と、まだまだ浸透していない分野であるといえます。しかし、3Dプリンタ
ーには、
◎ 研究開発や生産プロセスの効率化
◎ 試作・設計工程の期間短縮
◎ 高機能の型がつくられることによる生産性の向上
◎ 切削加工等に比べ、材料の無駄が出ない
◎ 複雑な形状の造形が可能で、少量生産品を比較的安価に製造することが可能
などのメリットがあり、消費者の個性に合わせた最適なモノづくりが実現でき、
多品種少量生産から個別最適化生産へ移行することも予想されています。
既に、自動車メーカーではパーツの生産に3Dプリンターを活用しており、たと
えば、ダイハツが6月に発売した軽自動車「コペン」では、樹脂外板関連の設計
データを、アフターパーツメーカーのみならず一般ユーザーにも提供している
とのこと。プリンターそのものの性能も向上し、モノづくりのハードルが格段
に下がっているため、莫大な資金やノウハウが必要となる安全基準をメーカー
がクリアできれば、個人やベンチャー企業を自社のエコシステムに呼び込める
というものです。
また、既存の加工技術では不可能な複雑な構造の実現が期待されていることか
ら、医療やヘルスケア、ウェアラブル機器など、特に、各個人の体格にフィッ
トした製品が求められる分野において、3Dプリンターの活用可能性が高まって
います。
たとえば、オーダーメイド補聴器の製造に3Dプリンターを活用しているシーメ
ンスはオンキョーと提携して、一人一人のかけ心地が良い新規音響製品を開発
することになりました。また、人工関節や血管、軟骨など、人体に関わる医療
機器においても、研究開発が進んでいます。
しかし、好機だけではなく危機が生じることも考えられます。3Dプリンターが
本格的に浸透すれば金型削減が予想される金型メーカー、複雑なデザインや加
工が容易にできることで仕事量減少などの影響を受ける社内デザイナーや熟練
技能者、補修部品の在庫などを抱え続ける必要がなくなり金型保管が不要とな
る倉庫業など、一概に恩恵を被るだけとはいえません。
ただ、こちらも普及が予測され、ネットやクラウドでつながるというウェアラ
ブル端末やスマロボと同じように、3Dプリンターも先の例のように「つながる」
ことでビジネスチャンスが大きく広がる可能性を秘めています。「デジタルモ
ノづくり」が進む中で、いかに高付加価値領域ないし、参入が容易ではないデ
ジタル化が進まない領域に特化するかが事業戦略として重要になってくるとい
えるでしょう。
■ 編 集 後 記 ━━━━━・・・・・‥‥‥………
中産大では、8月下旬から4日間にわたり、「製品・デザイン開発のための3D
プリンター活用講座」を開催しました。
http://www.fisc.jp/training_detail.php?eid=00233
実習がメインで、3Dプリンターで造形するために必要な3Dデータの作成を行
い、最終日に、各自作成したデータを県工業技術センターの3Dプリンターに
かけて、造形や取り出しを体験していただきました。製作したのは小サイズ
のコーヒーカップ。3Dデータ作成では苦労する受講者の方も多く見受けられ
ましたが、何とかカタチになって取り出すことができました。様々な可能性
があることを受講者の方は感じられたのではないでしょうか。
それではまた次回!
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