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スクラムネット メールマガジン

  • Date: Wed, 25 Jun 2014 18:00:01 +0900 (JST)

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メールマガジン スクラムネット No.26
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【配信元】福井県発達障害児者支援センター スクラム福井 


【もくじ】
1..... リレーエッセイ
合同会社ぽると 代表
内田彰夫 先生 より

2..... 保育士のための事例で考える発達障害児へのワンポイント

3..... セミナー・研修会などの案内


◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆


最近はいたるところで
グリーンカーテンの準備をしているところを
見るようになりましたね。

グリーンカーテンは
緑が生い茂ると
涼しいばかりか、
新緑の色合いが
なんとも
目に優しいです。


打ち水をするご家庭も
あるかと思いますが、

打ち水をするタイミングは
早朝の時間帯が
一番良いらしいですよ。

お昼近くに打ち水をすると、
湿気の影響で
ムシムシとしてしまい、

逆に暑さを感じてしまうことも
あるらしいです。


暑さ対策も
いろいろと勉強していきたいですね。


それではメールマガジン スクラムネット、
26回目のリレーエッセイは

合同会社ぽると 代表
内田彰夫 先生 より
お送りさせていただきます。


◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆


【リレーエッセイ】

合同会社ぽると 代表
内田彰夫




内田と申します。
松村千里先生からバトンを受け、
今月分を書かせていただくことになりました。



現在、
保育カウンセラーや、
幼児健診・健診後フォロー事業などに
関わらせていただいておりますが、

本業は
「ぽると」という
事業所の運営です。


『こどもたち(主として自閉症スペクトラム)の
イキイキとしたくらしと、
ご家族の子育てをサポート』を
モットーとして、

個別セッションを中心に、
小集団活動や
ご家庭・保育園等への訪問などを行っています
(児童福祉法にもとづく福祉のサービスです)。



現在
ご利用くださっているのは
幼児期からいらっしゃっている方がほとんどですが、
皆その子らしく成長していく姿を見せてくれます。


もちろん、
ぽるとに来たからではありません。

ご家族の日々の子育ての成果であり、
また
子どもというのは
そもそも成長する存在なのだと
強く感じています。


その子どもたち本来の成長をささえ続けるために、
われわれ大人たちは、
その子その子に合った子育てを
丁寧に考えていく必要があるのでしょう。


そして
子どもたちが成長するにつれ、
私たち大人のかかわり方も
それに合わせて変わっていかなければなりません。



子どもたちの成長に
置いてけぼりにされないように、

今のその子について
正しく理解し、

今のその子にあった
工夫や配慮を
ご家族と一緒に考えていくことが、
私たち「ぽると」の
大事な役割なんだと考えています。




この仕事をしていて
最近感じるのは、

自分たちの役割を明確にし、
正確に伝えることの大切さです。


何よりも、
ご家族に
自分たちの支援を
有意義に活用していただくために。

また、
自閉症スペクトラムを含めて
発達障害の支援は
どこか一機関だけで完結することはありません。

複数の人や機関が
縦横につながって
お子さんのライフステージ全体を
途切れなく支えていくのが理想です。


それにはまず、
自分たちができることや役割を
他機関にも知っていただき、
同時に
他機関の役割についても
知ることが必要だなと感じています。


それを支えてくれているのが、
支援者同志の勉強会です。

7年ほど前に始めた
小さな勉強会からスタートした
『自閉症サポーターズ アカンパニー』は、
県内の支援者有志
(医療、母子保健、保育、教育、福祉、等々)が
月1回集まって
情報交換を行う場です。


坂井地区自立支援協議会の下部組織として始まった
『自閉症支援研究会』は、
坂井市あわら市の
たくさんの事業所から
現場を担う若手中堅職員が集まるだけでなく、
市の福祉行政の方々も参加して、
一緒に学びあい
情報を共有する場です。


こうした勉強会で、
他機関の方たちのお話を聞いたり、
自分の意見を聞いてもらったりすることで、
支援全体の中での
自分たちが担うべき役割や位置づけを
少しずつ整理できているように思います。




子どもたちやご家族はもちろん、
関係機関や勉強会の仲間たちから
たくさんのヒントやアイデアをいただきながら、
いま
自分ができることを
考えて続けていきたいと思っています。




◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆


【保育士のための事例で考える発達障害児へのワンポイント】

続いてお送りするのは
保育士のための事例で考える発達障害児へのワンポイントです。

園でのいろいろな活動のなかで、
保育士さんたちが気がかりになることも多いと思います。
具体的な支援法を身につけるために、
さまざまな事例を学習して取り込んでいくことも大切です。

以下事例を参考に、少しでもお役にたてていただければと思います。




Q:今年、
保育士として採用され、
初めて年少組を担当しました。

気がかりな子がいますが
どのように
個別支援計画を作成してよいのか
分かりません。

個別支援作成の仕方や、
参考になる本があれば教えてください。



A:個別支援計画は、
一貫した支援を
切れ目なく連続して行うとともに、
現在行われている必要な支援を
関係者や機関が
連携して実施するツールです。

従って、
保護者の思いや支援、
療育機関の関わり方も参考にして
作成していくことが重要になります。



(1)
本人と向かい合う中で、
どこが気がかりかということを、
まず、
支援者自身が把握する必要があります。

自閉的傾向であれば、
社会性・コミュニケーション・こだわりや想像力、

ADHD傾向であれば、
不注意・多動性・衝動性、

LD傾向であれば、
考える力・聞く・話す・運動といった
特性の中で、
特に支援しなければならない所の把握をしなければなりません。

この点については、
福井県が作成しました
「子育てファイルふくいっ子」を
活用して頂きたいと思います。



(2)	
次に、
子どもの発達年齢にあわせた課題や
最近芽生えてきた
その子のスキルを、確認することです。


ここで重要なのが、

何が出来なくて、
何が少しずつ出来るようになり始めたかという
今の子どもの把握です。



(3)
そして、(1)で把握した特性の中で
今支援しなければならない必要性の高いものと、
(2)で確認した
本人が出来そうな課題のなかから
目標を設定し、
優先順位をつけることになります。

やはり各々の目標が、
スモールステップで、
出来そうもない課題や
自己否定感を生む課題には、
気をつけなければなりません。



(4)	
次に、
そのスモールステップの目標へ向かうために、
どのように取り組んでいくか
実際の取り組みの内容を決めます。

先輩の先生方とも意見交換しながら
進めていくことをおすすめします。



このような過程を重ねることにより、
個別支援計画作成のスキルも
伸びていくと思います。

例えば、
最近、色鉛筆やクレヨンで紙に何か書き始めた子どもに、
「絵を描くスキルを身につけた」という目標であれば、
まず、
3センチ間隔で点と点を結ぶ。
徐々に間隔を開け、
その点と点を結ぶ。

次に、
点と点と点・・・の直線を結ぶ。
円の形に点を結ぶ。

横にリンゴの写真を貼り付けながら、
リンゴの形を点で結ぶ、

などなど。

本人が
今できているスキルの中から、
次の段階につないでいって頂きたいと思います。


個別支援計画の作成について書かれた本はあまりないのですが、
「幼稚園・保育園等における
手引き書『個別の(教育)支援計画』の作成・活用」
(ジアース教育新社)

なども
参考になります。



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆


【セミナー・研修会などの案内】

それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。



○ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障害のお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。

日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。


主催:福井県発達障害児者支援センター スクラム福井

7月2日(水):福井(県立図書館)
7月3日(木):大野(スクラム奥越事務所)
7月4日(金):敦賀(あいあい)
9月10日(水):福井(県立図書館)
9月11日(木):勝山(すこやか)
9月12日(金):敦賀(あいあい)
11月5日(水):福井(県立図書館)
11月6日(木):大野(スクラム奥越事務所)
11月7日(金):敦賀(あいあい)
平成27年
1月14日(水):福井(県立図書館)
1月15日(木):勝山(すこやか)
1月16日(金):敦賀(あいあい)
3月4日(水):福井(県立図書館)
3月5日(木):大野(スクラム奥越事務所)
3月6日(金):敦賀(あいあい)

各会場とも10:00〜12:00までのお時間となります。
(大野開催時のみ10:00〜16:30の
フリータイム制となっております)
※詳しくは
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
をごらんください。




○子どもの心の診療医 養成研修

昨年にスタートし、
多くの皆様から好評をいただいた
「子どもの心の診療医養成研修」を、
今年は、
さらに充実した内容で実施します。

主催 福井県、福井県医師会


≪基礎講座≫ 

昨年と同じ講師・内容で、今年もう1回実施します。

・乳幼児期
日時:平成26年7月5日(土) 18時〜21時
場所:福井県医師会館 

内容:
講義1「乳幼児期の発達障害の気づきと育ちのフォロー」 
福井県こども療育センター 医療課長 津田明美 先生

講義2「福井県の乳幼児期の支援システムについて」
スクラム福井 所長 福田晋介 氏

定員:70名


・学齢期
日時:平成26年8月9日(土) 18時〜21時
場所:福井県医師会館 

内容:
講義1「学齢期の発達障害の気づきと育ちのフォロー」 
福井大学医学部附属病院 講師 川谷正男 先生

講義2「福井県の学齢期の支援システムについて」
県高校教育課 特別支援・発達障害児教育グループ
               石田由紀子氏

定員:70名


≪症例を交えた講義1≫

ステップアップ研修として、今年新たに実施するものです。
昨年の基礎講座を受けられた方はもちろん、そうでない方も
受講できます。

【嶺北】
日時:平成26年8月2日(土) 18時〜20時
場所:福井県医師会館 5階大ホール
定員:130名

【嶺南】
日時:平成26年7月12日(土) 18時〜20時          
場所:ニューサンピア敦賀 気比の間
定員:40名

内容:
発達障害3例の経過より
乳児期、幼児期、学童期、青年期に現れる
さまざまな症状・特性その病態 及び
対応(療育対応・薬物治療) を
紹介します。
平谷こども発達クリニック 院長 平谷美智夫 先生 


9月以降の講義内容は、
順次お知らせいたします。

なお、今年度の「子どもの心の診療医養成研修」の全体計画は、
福井県障害福祉課のホームページでご確認ください。

URL:
パソコン用 http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shougai/seishinsyogai/kodomokokoro.html

携帯電話用 http://k.pref.fukui.lg.jp/i/doc/shougai/seishinsyogai/kodomokokoro.html


お問合わせは、
福井県障害福祉課(TEL 0776-20-0634) または
福井県医師会(TEL 0776-24-0387)まで



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発行 福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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